細胞の種類

基礎研究

卵細胞

普通の細胞の大きさは、10~50μm程度の大きさですが、卵細胞は大きな細胞です。

鶏の卵細胞は、卵の黄身の部分になりますので直径3cm程度の大きさがあります。

ダチョウの卵では7cm位の大きさになります。

人間の卵細胞は、0.1~0.2mm位あり、肉眼で見ることが可能です。

このように卵細胞が非常に大きいのは、発育に必要な栄養分を蓄えているからであるとされています。

精子

卵細胞とは逆に精子は、できるだけ数多くつくって卵細胞まで泳いでいけるように身軽になっています。

頭部、中片部、ビブよいう三つの部分からなっています。

尾部の部分はべん毛と呼ばれる長いひっぽのような部分でこれを左右に動かして前進します。

頭部には核、中片部にはミトコンドリアと中心体と呼ばれる器官があります。

それ以外は細胞小器官は持たない特殊な細胞です。

頭部にある核には、もちろん父親側の遺伝情報が収められています。

べん毛を動かすために必要なエネルギーを生成する器官としてミトコンドリアを持っています。

神経細胞

精子も長い細胞ですが神経細胞も長い細胞です。

神経細胞は、細胞体、樹状突起、軸索という3つの部分から成っています。

人の神経細胞の中で、最も長い細胞が坐骨神経の神経細胞で1メートル位の長さがあります。

この神経細胞はニューロンと呼ばれ、痛みを脳に伝える役割を果たします。

筋肉細胞

筋肉も細胞の集まりで、筋肉を構成する細胞のことを筋線維と言います。

この筋繊維も神経細胞ほどではありませんが、数センチ位の長さがあります。

同じ筋肉でも骨の周囲に付いていて、腕や足を動かす筋肉は骨格筋と言いますが

骨格筋の筋繊維には縞模様が見えるので横紋筋といいます。

この骨格筋の筋繊維の大きな特徴は核がたくさんあることです。

普通はひとつの細胞にひとつの核しかありませんが骨格筋の細胞には何個も核があります。

これはもともと、骨格筋の細胞がいくつもの細胞を融合して生じることによります。

もとの細胞にはひとつの核しか無いのですが、そんな細胞がいくつも合体して一つの筋肉細胞となるのです。

同じ筋肉でもや腸をつくっている筋肉は縞模様のない筋肉で平滑筋と言います。

ひとつの細胞にひとつの核しかない細胞で出来ています。

赤血球

血液の中にも細胞があり、赤血球と白血球があります。

白血球は体内に侵入した外敵を攻撃する細胞です。

赤血球の特徴は、細胞でありながら核が無いことがあげれれます。

赤血球は骨髄(太い骨の中心部にある)にある骨髄幹細胞という細胞から生じます。

この骨髄幹細胞が分裂して、赤芽球と呼ばれる細胞になり、ここから核が捨てられて赤血球になるのです。

赤血球にはヘモグロビンという酵素を運搬するための物質が含まれていますが

出来るだけヘモグロビンを詰め込むために核を捨てたのではないかと言われています。

骨細胞

骨というとカルシウムで出来た無機物のように思えますが細胞から出来ています。

腕や足の骨をの断面を拡大して調べると、樹木の年輪のような形状をしています。

骨細胞の周囲にはリン酸カルシウムなどの物質が存在して細胞と骨細胞の間を埋めています。

真核細胞

人の体は60兆個もの細胞から出来ていますが、赤血球などの例外的な細胞を除き核をもっています。

このように核を持つ細胞を、真核細胞と言います。

そしてこの真核細胞から出来ている生物を真核生物と言い地球上の殆どの生物が真核生物であると言われています。

原核生物

核を持たない細胞も存在し、そのような細胞を原核細胞と言います。

原核細胞からできた生物を原核生物と言います。

細菌だと、大腸菌、乳酸菌、コレラ菌などが該当し、ラン藻なども原核生物に分類されます。

原核生物は、核がないのですが正確に言うと核膜がありません。

つまり、核はありませんがDNAは持っているので、自己増殖が可能です。

真核細胞では、核膜に包まれた中にDNAを保持しているが原核細胞では核膜の中に収納されていないということです。

また、原核細胞には、ミトコンドリアや葉緑体、ゴルジ体などの細胞小器官もありません。

しかし、エネルギーを生成したり、生体反応は致します。

つまり、小器官はないが身体自体に同様の働きが出来る機能が備わっているのです。

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