日和見菌について

Standing out from the crowd

腸内細菌には、善玉菌でも悪玉菌でもない日和見菌というどちらにも当てはまらない菌が存在します。

どちらかと言うと、このどちらにも属さない菌の方が多数派でバクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性連鎖球菌、クロストリジウムなどの嫌気性細菌がこれに該当します。

これらの菌は、日和見菌と総称され、悪玉菌が増えると悪玉菌になびき悪玉菌が減ると活動が低下する傾向があります。

日和見菌の特徴

  1. 腸内細菌の中でも多数を形成する菌で、腸内フローラの形成に寄与している

  2. 悪玉菌の繁殖の動きに同調して活動する

  3. 腸内フローラのバランスが崩れると日和見菌感染の原因となる

日和見菌は、哺乳類の離乳期以降で腸内で増殖し、腸内フローラを形成します。

先に存在していた善玉菌と拮抗して、やがて数で上回るようになります。

このようにして、成人の腸内フローラが形成されていきます。

日和見菌感染は、病気、ストレス、老化による免疫力の低下を指し健康な人には無害な日和見菌が病原菌と化して敗血症や腎炎、膀胱炎などが発生するケースを指します。

手術などで免疫力が低下した時に日和見菌が他の臓器に侵入し感染症を引き起こすことで知られています。

大腸菌やウェルシュ菌、腸球菌などの悪玉菌が日和見菌感染を引き起こす場合もあります。

腸内フローラのバランスが崩れたときに起こる日和見菌感染を防ぐためにも普段から腸内フローラのバランスを整えて免疫力を高めることが必要です。

主な日和見菌の種類

バクテロイデス:

腸内の優勢菌を構成する代表的な日和見菌です。

通常は、無害であるが、腸内フローラのバランスが崩れると、活動が活発になり、有害物質を生成する悪玉菌のような働きをします。

ユウバクテリウム:

バクテロイデスと同様に、日和見菌の一種です。

人間の成長とともに腸内で増殖して、成人の腸内フローラ形成をします。

嫌気性連鎖球菌:

鎖状に配列された球菌の総称で、人間を含む動物の腸内や口腔に多数存在しています。

健康な体には無害な菌であるが化膿連鎖球菌のような病原菌も存在します。

プロバイオティクス

このページの先頭へ