パーキンソン病

脳派

中高年で発症し、手足のふるえ、動作緩慢、歩行障害などの症状が出ます。

脳の黒質線条体というドーパミン性神経細胞が変質して、体のバランスをとることや運動を調整する機能に障害が出ます。

10歳代~80歳代まで幅広く発症するが、中年以降の発症が多く、高齢になるほど発症率および有病率は増加するとされます。

症状の観察

安静時のふるえ、指にみられることが多いが、上肢全体や下肢、顎などにもみられます。

安静にしているときにふるえが起こることが本症の特徴です。

精神的な緊張で増強し、動かそうとすると、少なくとも一瞬は止まります。

書字困難もみられ、指先のふるえは親指が他の指に対してリズミカルに動くのが特徴的であり、薬を包んだ紙を丸める動作に似ています。

筋強剛 筋固縮

力を抜いた状態で関節を他動させた際に抵抗がみられる現象です。

強剛(固縮)には一定の抵抗が持続する鉛管様強剛と抵抗が断続する歯車様強剛があり、

パーキンソン病では歯車様強剛が特徴的に現れ、とくに手関節で認めやすいとされます。

純粋なパーキンソン病では錐体路障害がないことが特徴で、四肢の麻痺やバビンスキー反射などは認められないのが普通です。

パーキンソン病をはじめパーキンソン症候群に特徴的な、目を大きく見開きまばたきが少ない、

上唇が突き出ている、これらの表情に変化が乏しい事は、顔面筋の筋強剛によるものとされます。

無動

動作の開始が困難となるか動作が全体にゆっくりとして、小さくなります。

まばたきが少なく大きく見開いた眼や、表情に乏しい顔貌、すくみ足、小刻み歩行、前傾姿勢、小字症、小声症などが特徴的であるとされます。

ただし床に目印となる線などを引き、それを目標にして歩かせたり、障害物をまたがせたりすると、普通に大またで歩くことが可能であるとされます。

姿勢保持反射障害

バランスを崩しそうになったときに倒れないようにするための反射が弱くなり進行すると起き上がることもできなくなります。

多くの症例で、特に病初期に症状の左右差がみられ進行すると両側性に症状が現れ、左右差はなくなることが多いとされます。

非運動症状

自律神経症状として便秘、垂涎などの消化器症状、起立性低血圧、食後性低血圧、発汗過多、あぶら顔、排尿障害、勃起不全などがあるとされます。

精神症状としては、感情鈍麻、快感喪失、不安、うつ症状、精神症候)、認知障害を合併する場合が多いとされます。

パーキンソン病のうつ症状に合併することが多いが、単独でも現れることがるとされます。

また、病的賭博、性欲亢進、強迫的買い物、強迫的過食、反復常同行動、薬剤の強迫的使用などのいわゆる衝動制御障害が

パーキンソン病に合併することが知られるようになっています。

介護

薬物療法が中心なので医師の指示に従い服薬しましょう。

廃用症候群の予防のために、下肢の筋肉をつけたり杖を用いた歩行訓練をしましょう。

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