高齢者の脱水症と熱中症

脱水症の高齢者

脱水症

脱水症とは、体の水分が失われる状態を指します。

食欲不振、嚥下障害、水分の摂取が不足した場合や下痢、嘔吐、多汗、などで水分を喪失した時などに起こります。

高齢者は元来、身体の水分の割合が少なく口の乾きを感じにくく水分や塩分を調整する腎機能が低下しているので脱水症状を起こしやすいとされます。

観察

嘔吐、下痢、食欲不振、発熱、多汗がある時は脱水症の可能性があります。

また、口の渇き、肌のカサつき、尿の量が減少したりします。

尿の量が1日500ml以下となると急性腎不全となり危険な状態になります。

発熱や頻脈の症状が出ることが多く、重症化すると血圧が低下することがあるとされます。

全身症状としては、倦怠感、脱力感などがあるとされます。

家庭での看病

意識があり、嘔吐がない場合は湯ざましなどを飲むようにします。

水だけを大量に補給すると血液が薄まるので注意が必要です。

スポーツ飲料は吸収がよく効果的ですが身体を冷やさないように注意が必要で、利尿効果のあるお茶なども良いでしょう。

予防

気温が高い夏などは、過剰な出汗に注意して水分補給をこまめに行ないましょう。

1日の水分の出入り

  • 摂取する飲料水:1100ml 排出される尿の量:1500ml
  • 食物中の水分:1000ml  不感蒸泄:800ml
  • 代謝水   :300ml  便の中の水分:100ml

病院

嘔吐を繰り返したり、意識が薄らいでいる時、尿の量が減少した時などは点滴などが必要になるので急いで病院で診察を受けましょう。

熱中症

夏など暑い時期に体温が急激に上昇するのが熱中症です。

体温の上昇、大量の汗、などで水分がでることで脱水症状となり重症化すると意識が薄れ尿の量も減少するとされます。

観察

日差しの強い環境や熱い場所にいたかを確認し水分の補給量が十分であったかを確認します。

意識があるかないかと、発汗、体温の上昇、けいれん、血圧低下、頻脈、呼吸の増加、めまい、吐き気、尿量の減少があるかを確認します。

家庭での看病

安静な状態で冷却と水分補給をするのが基本です。

涼しい場所で休ませ、スポーツドリンクなどを飲ませます。

意識が無い時

重症な時は、救急車を呼び呼吸が停止している場合は人工呼吸、心臓が停止している場合は心臓マッサージを行ないます。

高体温の時は、アイスノンや氷を袋に入れたものを脇の下や足の付け根にあて冷やします。

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