梅毒感染症年次推移(男女比・年齢比)統計データ

梅毒 感染症 年次推移

平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年
定点医療機関数971病院961病院965病院967病院971病院
男性患者数622523497650700
女性患者数217168124177191
総数839691621827891
0~4歳105154
5~9歳00000
10~14歳00101
15~19歳312182426
20~24歳92895780100
25~29歳1049399115113
30~34歳1139687131110
35~39歳10198100113136
40~44歳99784688111
45~49歳7546445685
50~54歳4833354244
55~59歳6047323541
60歳以上10685111138120
総数719839621827891
(参照:厚生労働省統計)

梅毒は古くから知られる代表的な性感染症で、 1943年にペニシリンによる治療が開始され、

1955年前後に患者発生は激減したとされます。

一方で、 患者が潜在化し発見されにくく、 有効な治療が患者全体に及ばないため、

制圧されることなく世界の人々を悩ませています。

主として性的接触または類似の行為により粘膜や、 皮膚の小さな傷から侵入して感染が起こります。

感染者の血液中に存在し、 さらに早期の感染者の皮膚・粘膜(無自覚な肛門部・咽頭などの病変も含む)の

患部からの滲出液などにが排出されており、 これらが感染源となります。

この菌は生体外では死滅しやすく、 日常生活で少数の菌に間接的に接触しても感染しませんが、

医療関係者は多量の菌を含む感染源に直接接触しないよう、

特に針刺し事故などに注意しています。

輸血による感染は、 現在全献血血液のスクリーニングが行われているため、 全く報告がありませんが

血清抗体陰性の潜伏期の無症状感染者からの

新鮮血を用いた緊急輸血などで感染する可能性があります。

また、感染妊婦から胎児への母子感染があり、 流産、 死産、 先天梅毒を生じる危険が有ります。

先天梅毒の場合は胎盤、 臍帯、 羊水、 児の鼻汁中に多数存在するので、

それらの処理に注意が必要であるとされます。

分娩時の産道感染も注意が必要です。

データ参照元:厚生労働省

梅毒 感染症 最新動向

梅毒もまた、男女比で比べると男性が圧倒的に多いのが特徴です。

年間報告数は2003年まで減少していましたが、2004年に増加に転じ、特に2006年、2007年はそれぞれ前年から約100例増加しています。

これを病期別にみると、早期顕症はI期、II期ともに2003年以降、無症候は2005年以降増加傾向がみられます。

baidoku

2004~2007年に報告された2,452例を病期・性・年齢群別にみると、早期顕症は、男性では10代後半からみられ、30代前半をピークとして20~40代前半に多く、女性では1例ではあるが10代前半からみられ、20代前半をピークとして10代後半~30代に多かったようです。

また、I期とII期の比率をみると、男性では1:1.1 であるのに対し、女性は1:1.9 と、II期での診断がより多かった。これは初期硬結などのI期症状は女性では自覚されにくく、ばら疹などII期症状の出現により受診することの影響が考えられます。

無症候は、男女ともに10代後半~90代前半で報告されたが、無症候の割合は、男性26%に対し、女性では46%と大きく、特に20代~30代前半に多いのが特徴です。

無症候の診断は、他の性感染症診断時、献血、手術前、施設入所前などの検査によると考えられます。

女性で無症候が多いのは、さらに妊婦健診、風俗店従業員の検診など検査の機会が多いことの影響が考えられます。

2004~2007年の報告例の感染経路は、

男性では性的接触(複数の経路が記載されたものを除く)が1,415例(うち75%が異性間)、

女性では性的接触が578例(うち86%が異性間)であった。性的接触以外では不明が多く、

その他には母子感染31例(うち2例は異性間性的接触もあり)、

輸血8例、静注薬物常用4例(うち3例は異性間性的接触もあり)、

針等の刺入4例(うち1例は性的接触もあり)、刺青3例(うち2例は性的接触もあり)、患者介護1例(性的接触もあり)などが報告されました。

梅毒の感染経路、症状、治療法の詳細はコチラ

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