何故筋肉痛が起きるのか?

筋肉痛に耐える女性

筋肉繊維が損傷して痛みが発生

長い間運動をしていなかった人が運動したり激しい運動をした時には誰でも何日か筋肉痛に悩まされます。

この時に起こる筋肉痛は、筋肉の疲労が原因ではなく、筋肉の微細損傷が原因だとされています。

運動により筋肉に大きな負荷が加わると、筋繊維に損傷が生じます。

肉離れは、筋繊維が断裂したことによる傷害で捻挫は、筋繊維ではなく靭帯が損傷したことによる傷害で筋肉痛は筋繊維が微細な損傷を受けたことによる傷害に起因する痛みを指します。

筋肉繊維が微細損傷すると、損傷部分が炎症を起こし、浮腫が生じます。

炎症と浮腫はダメージを受けた組織を、修復する過程に生じる現象で、これが筋肉痛の直接の原因となります。

炎症と浮腫という現象により、損傷した部位の止血がおこなわれます。

その結果、毛細血管から血漿タンパクが局部に浸出して分解により欠乏した組織のタンパクを補充します。

これら一連の炎症→浮腫→たんぱく質補充→組織修復という流れが人体の損傷修復のメカニズムなのです。

筋肉痛を起こしやすい運動

日頃適度に運動をしている人は、ある程度激しい運動をしても筋肉痛が起こることはありません。

その理由は、損傷が起こっても筋繊維のたんぱく質の分解が少なくなるからであるとされています。

つまり日頃からトレーニングをしていると、体力がつき筋肉に大きな負荷がかかっても損傷が低減されるのです。

また、筋肉痛を起こしやすい運動の種類としては伸長性収縮運動と言われる運動です。

この運動は、筋肉が伸びながら収縮するような運動を指します。

具体的な運動としては、懸垂をして二の腕が痛んだり下り坂や階段を下りて太ももの筋肉が痛むケースなどがあげられます。

また、加齢によっても筋肉痛は起こりやすくなります。

特徴としては、運動をした翌日ではなく、2~3日立ってから痛み出す事が多くなります。

これは、加齢により体の新陳代謝が低下するため炎症→浮腫→たんぱく質補充→組織修復という流れが遅くなるためであると考えられています。

乳酸の基礎知識

乳酸とは、糖質が筋肉内でエネルギーとして燃焼された際に発生する物質です。

筋肉疲労の原因となる悪者として扱われることが多かったのですが細菌では、乳酸は老廃物ではなくエネルギー源として考えられるようになっています。

乳酸はエネルギーとして再利用することが可能な物質です。

乳酸の血中濃度が高まっているということは、身体が糖をエネルギーとして効率よく使えることの証拠でもあるのです。

一方、乳酸が筋肉内に滞留すると筋肉の動きが悪くなることも事実ですので運動後には乳酸を筋肉内に滞留させないストレッチなどが有効です。

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