外陰ガン|膣ガンの原因と症状


抗がん剤

外陰ガン

外陰部に発生するガンで、女性器ガンの1~6%を占め60歳以上の人に多く見られるとされ、60歳代~70歳代の女性に多いのが特徴で40歳以下の発生率は低くなっています。

発生しやすい部位は、大陰唇、前後陰唇交連、陰核、小陰唇、バルトリン腺とされます。

外陰がんになりやすい前駆症として外陰萎縮や外陰白斑症がみられ、組織的分類では、大部分が扁平上皮ガンとされます。

外陰部の周囲はリンパ管が多いので周囲のリンパ節への転移が早く受診した時には進行がんになっているケースが多いようです。

症状

初期症状は少なく、外陰部のしこりを感じるようになり、進行するとかゆみや灼熱感を感じるようになり、ただれて潰瘍ができるようになります。

腫瘍が大きくなって潰瘍を作ると、分泌物や出血が見られるようになるとされ、尿や便が潰瘍に触れると激痛が出るとされます。

このような症状から皮膚病と勘違いし診察が遅れる事も有りますが、細菌やウィルスによるしこりやただれも放置してよいものではないので早期に診察をされると良いでしょう。

検査

産婦人科を受診し、外陰部に腫瘤があれば組織検査と細胞診で診断がされます。

外陰萎縮や外陰白斑症がある人の場合は、組織検査が行われ、病巣部の細胞や組織をとり顕微鏡でガンかどうかを調べます。

ガン検査の詳細

治療

原則として広い範囲の外陰摘出手術が行われるとされ、リンパ節の摘出が行われることもあるとされます。

早期であれば外陰部を切除して必要に応じて周囲のリンパ節や骨盤のリンパ節の切除する手術がなされます。

膀胱や直腸に浸潤している場合は、これらの臓器も摘出します。

高齢や進行度により手術が不可能な場合は、放射線治療、抗ガン剤治療がされるとされます。

膣ガン

膣にできるガンには、膣から発生した原発性膣がんと他の部位から転移した転移性膣がんとがあります。

原発性膣がんが女性器ガンに占める割合は1~3%で稀なガンとされ、このガンは、45歳~65歳の人に多いとされます。

膣の上部3分の1の部位の後壁に発生すると言われています。

周囲にリンパ管が多いためガンの進行は速いとされ血管やリンパ管を介して肺などに転移することが多いとされます。

その他に、直腸、子宮、膀胱、骨盤内のリンパ節に広がりやすいのが特徴とされます。

発生する原因は不明とされますが転移性膣がんは、子宮頸ガン、子宮体がん、絨毛ガン、外陰がん膀胱ガン、直腸がんなどから転移するケースが多いとされます。

症状

接触出血が多いとされ、悪臭のある水のようなおりものが出ることもあるとされます。

更に病変が進むと、腰痛、下腹部痛を伴い、ガンが進行して膀胱、直腸に達すると、その壁を破って膀胱膣瘻、直腸膣瘻をつくります。

子宮頸がんや子宮体がんと似た症状が出るので注意しましょう。

検査

婦人科での検査で子宮頸ガンと同様に、細胞診、膣拡大鏡、組織検査が行われます。

進行度を調べるために、膀胱鏡、直腸鏡、リンパ管造影、CT検査が行われます。

早期発見と早期治療で治癒率は上がるので定期健診をすると良いでしょう。

ガン検査の種類の解説はコチラ

治療

病巣の状態によって、子宮摘出手術やリンパ節の切除などの手術療法や放射線治療、抗癌剤などの化学療法が併用されるとされます。

膣の子宮に近い部分に病巣がある場合は、子宮頸がんの手術と同じように広汎子宮全摘出術が行われ、外陰に近い場合は、リンパ節郭清、外陰膣摘出術を行います。

直腸や膀胱にまで浸潤している場合は、これらの臓器の摘出も同時に行われます。

病気が進行している場合は放射線療法を行い、化学療法を併用する事も有ります。

このページの先頭へ