ウィルス性肝障害の種類と症状と感染経路の違い

試験管

ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染して、肝臓の細胞が壊れていく病気です。

慢性肝炎ウイルス感染者(B型肝炎C型肝炎)は日本で300〜370万人いると推測されています。

また、肝炎ウイルスに感染している人は40歳以上の方が9割以上を占めていますが、最近B型肝炎において若い人の感染も増加しています。

ウィルスの種類によって感染経路や経過が違う

劇症肝炎、肝硬変、肝がんなど命を落とす可能性が高まる肝障害の原因は、日本では多くがウィルスによるものであるとされています。

肝炎ウィルスは現在、A型からE型まで5種類が確認されています。

この他にも未知の肝炎ウィルスが存在すると考えられ、これらは、非A~非E型肝炎ウィスルと呼ばれています。

肝炎ウィルスを感染ルートで分けると、A型とE型は飲料水や生の食べ物から伝染る経口感染、B型、C型、D型は輸血や出産などによる血液感染であるとされています。

この内、慢性化が起こるのは主に血液感染の3種類で、医師よりこの3種類のウィルスの名前が出た時は闘病への覚悟が必要となります。

肝炎ウィルスの遺伝子を見ると、増殖にDNAを使うウィルスとRNAを使うウィルスに分かれます。

一般的には、RNAウィルスのほうが突然変異を起こしやすく姿形を変えるため治療が難しい性質を持っているとされています。

肝炎を引き起こすウィルスは、他にもE型B型、サイトメガロ、単純ヘルペス、風疹などがあります。

肝炎ウィルス一覧

A型肝炎ウィルス (HAV)

A型肝炎の詳細についてはコチラ

感染経路:経口感染 日本での感染:多い 

急性肝炎:なりやすい 劇症肝炎:稀に 慢性肝炎:なし 遺伝子:RNA

E型肝炎ウィルス (HEV)

E型肝炎についての詳細はコチラ

感染経路:経口感染 日本での感染:稀に

急性肝炎:稀に 劇症肝炎:稀に 慢性肝炎:なし 遺伝子:RNA

B型肝炎ウィルス (HBV)

B型肝炎についての詳細はコチラ

感染経路:血液・体液による感染 日本での感染:多い

急性肝炎:多い 劇症肝炎:多い 慢性肝炎:多い 遺伝子:DNA

C型肝炎ウィスル (HCV)

C型肝炎ウィルスについての詳細はコチラ

感染経路:血液・体液による感染 日本での感染:多い

急性肝炎:多い 劇症肝炎:多い 慢性肝炎:多い 遺伝子:RNA

D型肝炎ウィスル (HDV)

D型肝炎についての詳細はコチラ

感染経路:血液・体液による感染 日本での感染:稀に

急性肝炎:稀に 劇症肝炎:稀に 慢性肝炎:多い 遺伝子:RNA

肝炎ウィスルの構造

肝炎ウィルスの構造はりんごに似ているとされます。

芯の部分には、ウィルスの増殖に必要な遺伝子のDNA又はRNAがあり、それをタンパク質の抗原がくるんでいます。

A型とE型は皮がなく白血球が攻撃しやすいので治りやすいとされます。

B型、C型、D型ではタンパク質の皮で覆われ白血球が攻撃しにくく治りにくいとされます。

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