痔の種類

痔の女性

日本人の5人に1人は痔を持っているとされています。

痔とは、痔核、裂肛、痔ろう、脱肛、肛門周囲炎など肛門の周辺に起きる病気の総称でこららのうち痔核、裂肛、痔ろうが約9割を占めています。

予防法は、便秘や下痢をしないことです特に便秘は排便の際に肛門を傷つけたり鬱血を起こしたりするので注意が必要です。

痔核とは

肛門周辺にある静脈が鬱血して、こぶ状になったものを痔核と言い、俗にイボ痔と呼ばれます。

内痔核は痛みはあまり感じず鮮血が出ることがあります。

外痔核は血豆のような物ができ非常に痛むのが特徴です。

直腸の末端や肛門の周りには血管が集中していて、硬い便を出そうとすると細い静脈がうっ血を起こして血管がイボのように膨らみ、これが痔核と呼ばれています。

いぼ痔は、出産や激しいスポーツでいきむことなどでも起こります。

歯状線から直腸よりに出来たものを内痔核、外側に出来たものを外痔核といいます。

内痔核は、中高年以降の男女に起こりやすい痔です。

いぼ痔が大きくなると、便がこすれて出血を起こします。

初期は出血だけで痛みはありませんが、放置するとイボが大きくなり排便時に肛門が外に飛び出る脱肛を起こします。

最初は簡単に戻りますが、悪化すると戻らなくなり、下着との摩擦で刺激されることで直腸内の分泌液が増えて、湿疹、かゆみなどの不快な症状に悩まされるようになり、出血や痛みも伴います。

当然便秘も悪化するので、早めに医師に相談されることが大切です。

裂肛とは

硬い便で肛門が切れるのが裂肛で、切れ痔とも呼ばれます。

一度切れた部位は、硬い便を出すたびに切れ細菌感染を起こします。

排便時の出血と痛みが特徴で、20代~30代の若い人や若い女性にも多いのが特徴です。

若い人の肛門括約筋は強く、肛門の粘膜にも張りがあるため硬い便が通ると裂けやすいのが原因であるとされています。

軽い切痔であれば自然に治りますが、市販薬で処置しても1週間以上治らない場合や切痔を何度も繰り返す場合は病院で医師に相談をされた方が良いでしょう。

切痔を繰り返すと傷が深くなり、排便時や排便後に激しいい痛みを伴うようになります。

痛みがあると思うと、うんちをすることが怖くなりトイレを我慢して便秘になる可能性があります。

そして、便秘で固くなった便がまた切痔を起こすという悪循環に陥ります。

また、切痔を繰り返していると、肛門の皮膚がたるみ「見張りいぼ」が出来たり肛門の奥にポリープができたりします。

切痔が悪化して潰瘍ができたり可能することもあります。

早めの治療と予防が大切であるとされています。

痔ろう

直腸と肛門の間にある歯状線というくぼみに潰瘍が出来、更に進行すると括約筋を貫き、肛門周辺の皮膚に穴をあけることからあな痔とも呼ばれます。

肛門粘膜から常に感染を受けるためなおり難く手術以外の根治は難しいと言われています。

痔瘻(じろう)は、便の中の細菌が、肛門の歯状線のくぼみに入り込み感染を引き起こし肛門周辺を可能させる病気です。

肛門の歯状線のくぼみに便が入り込み、便の中に存在する大腸菌などの細菌が感染をします。

感染はくぼみと通じている肛門腺という組織まで及び、炎症が起こり直腸や肛門周辺まで広がります。

そして、肛門周囲に膿が溜まった肛門周囲膿瘍というおできができます。

これができると排便に関係なく肛門の周りが激しく痛み、座るのも辛くなり38度を超える高熱が出ることもあります。

膿が出てしまうと痛みや熱は治まりますがお尻の中には、細菌の入り口と膿の通り道が残ってしまい放置するとまた化膿して膿が出るという状態を繰り返すことになります。

下痢便で体力が弱っている時になりやすいのが特徴です。

便秘とセットで起こる他の2つの痔とは異なり下痢便が通過するときも新しい細菌が痔の患部に入るため治りにくい痔です。

痔(じ)の治療

便通を整えること、排便時の負担を軽減することが大切であるとされています。

腹圧をかけないためには、和式よりも洋式トイレの方が良いとされ硬いトイレットペーパーは使わないようにすることが大切であるとされています。

脱肛が起こったら柔らかいトイレットペーパーできれいに便を拭き取った後ガーゼか脱脂綿をあててゆっくりもとに押し込みます。

痛みがある時は、軟膏をつけると良いとされています。

出血した場合は、座薬を挿入するか軟膏を肛門内に注入してしばらく安静にするようにします。

食事は繊維質のものをよくとり便秘を防ぎ栄養のバランスのとれた献立を心がけるようにします。

以上の方法でも治りが悪かったり症状がひどい場合は手術が勧められます。

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