過敏性腸症候群の種類と様々な精神的な症状

悩む男性

検査で異常がなくても腹痛と便通異常が続く

過敏性腸症候群とは、英語でIrritable Bowel Syndromeと表記され日本でもIBSと呼ばれます。

特徴として、腹痛と便通異常などの消化器症状が続きますが、その原因として検査をしても器質的な以上が見られず、機能面での異常がみられます。

下痢や便秘などの症状から慢性大腸炎や過敏性大腸と呼ばれることもあります。

症状の顕在化が大腸を中心としながらも、消化管全体の機能的異常がみられることから、最近では過敏性腸症候群と呼ばれています。

消化管の働きは、心理的なストレスや様々な刺激が影響を受けやすい器官です。

過敏性腸症候群の人の消化管は更に敏感となった状態で小さい刺激でも便通異常や腹痛が起こりくなっているとされます。

食事がきっかけで腹痛が起こったり、物理的な刺激に敏感に反応して消化管運動が促進され、下痢や便秘腹痛が起こることがあるとされます。

便秘型、下痢型、抗体型

過敏性腸症候群の便通異常の種類には、便秘型、、下痢型、便秘と下痢の抗体型があるとされます。

特徴としては、下痢型は若い人に多く、通勤や通学中にお腹が痛くなりトイレに駆け込んでしまうとことが典型的です。

便秘型は、女性に多く加齢により増える傾向があるとされます。

排便困難が続き、コロコロとした便が出たり、残便感がある人もいるようです。

交替型は、便秘と下痢を繰り返すタイプの人が多いようで、中には下痢止めの薬を使ったり、食事を制限すしたりして、便秘になる人も多いようです。

また、下痢の症状が続き、便が出た後に便通が無くなってしまうケースもあるとされます。

腹部の膨満感

腸の症状で多いのが、腹痛とされ、子供では腹痛が主な症状とされます。

排便をするとお腹の症状も治まることが多いとされ気になると便意が強くなるタイプの人も多いようです。

また、緊張状態が解消されると症状が治まる人が多いのが特徴です。

下痢や便秘の症状は軽いが、おならがよく出るというケースもあるようです。

また、腸の症状だけではなく、嘔吐、食欲不振などの消化器官の症状や頭痛、頭が重く感じる、異常な発汗、動悸や目眩などの自律神経失調症に悩まされる人も多いとされます。

心理的なストレスが原因となる場合もある

下痢や便秘の症状は、健康な人でも起こる可能性があり腹痛を伴うケースもしばしばあります。

しかし、このようなケースでは大抵は一過性なもので慢性的に悩まされることはあまりありません。

そのため、過敏性腸症候群の症状で悩む人は周囲の理解が得られずそのことがストレスになるケースも多いとされます。

過敏性腸症候群が起こるきっかけとして、心理的なストレスが関係していることが多くそのストレスが症状を悪化させる場合があります。

心理的な負担が多い場合は、早めに診察を受けられることをお勧めします。

様々な精神的な症状

過敏性腸症候群の要因には様々なストレスが関係している

ことは前項で解説致しました。

そして、便通異常や腹痛の症状の他、過敏性腸症候群では精神的な症状を伴うケースが多いとされます。

症状は人によって様々ですが本項では代表的な精神症状を紹介します。

不安・緊張型

このタイプは、下痢や腹痛などの症状の原因に不安や緊張からくる心理的ストレスが考えられるケースです。

通勤中に便意をもよおすようになり継続して同じような状態が起こりそのことが不安となりストレスになるケースや緊張したり、緊張するとまずいと思うとお腹に不調が出てしまうケースもあります。

このような不安、緊張型の過敏性腸症候群は、普段はストレスを抱えてないように見える人でも起こることがあるとされます。

普段と違う心理的負担がかかったりプレッシャーが大きくなった時に症状が起きてしまうパターンです。

また、腸が強くない人や体調の変化に敏感な方に多く見られるケースです。

過剰適応型

このタイプの人は、生真面目で周囲の期待を裏切らないように頑張る人が多いとされます。

頑張りすぎて体が限界を超えたサインとして便通異常や腹部の症状が現れます。

普段は他の人から信頼され期待されるような人に多いとされます。

自分ではプレッシャーを感じていないが体に症状として現れます。

時間を惜しんでトイレも我慢しているような方が典型です。

多少は負担を感じてもまだ大丈夫と頑張ってしまうケースもしばしばです。

このような状態が続くと、便通の異常や腹部の症状が頻繁に起こるようになり次第に遅刻が多くなったり休みがちになったり生活にも支障が出始めます。

そのような状態による周囲の目が気になり更に症状がひどくなる場合もあります。

抑うつ型

抑うつ型には、うつの状態が原因で身体に影響を及ぼすタイプと身体的な症状がストレスが原因でうつになるタイプがあるとされます。

生活習慣を工夫してお腹の具合が良くなるとうつな気分から開放される人もいますが、ストレスが原因の場合は対策が功を奏さないケースもあるとされます。

症状が長引くことで、更に心理的負担が大きくなるケースも多いようです。

このタイプは、高齢者にも多く見られるようで、身体機能の低下に加えて仕事や地位の喪失など心理的ダメージが影響する場合もあるようです。

抑うつ型では腹部症状だけではなく、不眠や倦怠感、食欲不振、集中力の低下など自覚症状もあるとされ、進行すると意欲や好奇心も低下して便通などの身体症状だけが関心の対象になってしまう場合もあるようです。

いつでも起こるタイプと状況によって起こるタイプ

過敏性腸症候群の症状は、通勤、通学、仕事中、授業中、試験中などある状況下で起こるケースと状況に関係なく起こるケースがあるとされます。

後者のケースでも、最初のうちは特定の状況に限って起こる場合もあるとされます。

例えば、学校のある日や仕事のある日は症状が起こるが、休日は起きない場合があります。

休日は症状が起こらないので、怠けていると勘違いされてしまう可能性もあります。

また、職場や学校でお腹が鳴ったりおならが出て恥ずかしい思いをしたことがきっかけで職場や学校へ行くのが辛くなったりするケースも聞かれます。

電車で移動中にトイレへ行きたくなるケースでは各駅停車には乗れるが急行には乗れないなどのケースもあるようです。

これは、トイレへ間に合わないという不安感がきっかけとなるようです。

その他、席を外せないような式典や会議などいつ便意におそわれるかわからないという不安感に悩むようになります。

その内、特定の状況下以外でも下痢が起こるようになり外出事態を控えるようになり、人付き合い自体が苦手になってしまうケースもあるようです。

下痢を止める食事法

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