胃腸を強くする食事と胃がんを防ぐ食事


回数より間隔を重視する

食事は1日何回が理想的なのかは諸説分かれます。

平安時代までの日本では朝夕の1日2食が普通で鎌倉時代から1日3食になりました。

生理的なお話をすれば、食事の回数より食事と食事の間隔が重要になります。

空腹が長時間続くと液の分泌が高まり、胃粘膜を刺激してびらんや潰瘍が出来やすくなります。

胃液は朝になると分泌量が増えるため、消化するものが無いと直接胃粘膜に接触します。

夜10時に夜食を食べる夜型の人の場合を例にとると朝食抜きで出勤すると昼食までに14時間空いてしまいます。

一方、夜19時に夕食を食べ翌朝7時に食事をすると食間隔は12時間ということになり後者の方が胃に優しい間隔となります。

理想的な食事の間隔は、起床中は5~6時間空くようにしこの間隔を一定させることで消化のリズムが出来て身体もスムーズに機能するのです。

白米


量は腹八分目を心がける

食べ過ぎは、胃腸に大きな負担をかけます。

胃壁が極端に拡張して胃の筋力が低下する上、食物が胃液とよく混ざらないまま十二指腸へ送られるためより多くの胆汁や膵液が動員されるようになります。

また、消化が悪いとそのまま下痢をすることもあります。

お腹がいっぱいになるまで食べず胃の中に空間を持たせた方が、食物と胃液が良く混ざり胃の運動もリズミカルに行われるようになります。

満腹の状態より、まだ食べられそうな腹八分目が気持も良く、その量を意識することが大切です。

満腹になるまで食べないとおさまらない人は要注意です。

胃腸に過重な負担を毎日かけていますので空腹の状態が気持ち良くなるように意識を変えましょう!


ゆっくり、よくかんで食べる

生理的には、よくかまれていない食べ物が胃に送られてくると余分に働かなくてはいけなくなります。

胃をいたわるためには、よくかんで消化を助けることが大切です。

食べ物は唾液と混じりあってから食道を経て胃に送られます。

唾液は条件反射や口内の味覚により刺激されて反射的に分泌されます。

この時、唾液と食物がよく混ざりあうと消化吸収しやすくなります。


食後の休みも大切

胃が消化活動を行うためには、十分な血液が必要です。

食後にすぐ動くと、血液が手足の筋肉に流れてしまうため胃腸の働きを助けることが難しくなります。

そのような状態だと消化不良や腹痛が起こりやすくなります。

消化をうながすためには、食後に30分前後の休憩が胃腸には大切です。

胃がもたれている時は、うつぶせか身体の右側を下にして寝ると良いでしょう。


胃がんを防ぐ食事

胃がんは食生活と関係があることはご存知でしょうか?

日本人の食事には味噌汁には塩分が含まれていますが、比較的塩分の含有率が高い、山形、新潟、秋田県など東北・北陸地方では胃がんの死亡率が高いと言われています。

逆に、塩分の含有率が低い鹿児島、熊本などの南九州地方では胃がんの死亡率が低いという調査結果もあります。

焼き魚については焦げすぎた物には発がん性物質が含まれている事も研究により明らかになってきています。

胃がんの原因は、まだ解明されていないためこれさえ食べれば、あるいは食べなければ大丈夫と言った食べ物があるわけではありません。

あくまで可能性を下げるという視点で参考にして頂ければと思います。


推奨される食生活

  1. 偏食をしないでバランスの良い食事を心がける。
  2. 塩分は1日10g以下になるようにする。
  3. 味噌汁は薄めにして醤油のかけすぎなどに注意をする。
  4. 動物性脂肪と植物性脂肪のバランスには注意する。
  5. 肉や魚を食べる時は同量の野菜もとるようにする。
  6. ハム・ベーコンなどの加工食品やインスタント食品を常食にしない。
  7. わらびや魚の焦げなど発がん性の疑いが有るものはなるべく避ける。

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