腸の働きと食品アレルギー

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腸の免疫の大きな特徴は、1:病原菌やウィルスの排除、2:食品や腸内細菌などの安全な物は排除しない、という機能であると言えます。

腸の免疫における免疫反応には、食品アレルギーがありますが高栄養価のたんぱく質を多く含む食品で起こし易いと言う特徴が有ります。

人間が、毎日摂る食品には膨大なたんぱく質を含む抗原が含まれ、抗原の体内への侵入は皮膚に比べて危険性が高いと言えます。

しかし、腸の免疫はこれらの抗原にいちいち反応をせず、食品由来の抗原はほとんどが消化分解されます。

この機能に問題が有り過敏な免疫反応が引き起こるのが食品アレルギーとなります。

この反応を抑えて食べものを食べられる仕組みが経口免疫寛容と言われています。

腸内細菌がいないと、この経口免疫寛容が作用しない事がわかってきています。

腸内細菌が排除されない理由

腸には外敵を防ぐ免疫機能がありながら善玉菌悪玉菌などの腸内細菌が腸内に住んでいける理由は腸内の免疫がこれらの腸内細菌に対して寛容が成立している事がわかります。

なぜ、腸内細菌は排除されないのでしょうか?

自己免疫寛容という言葉が有りますが、自己と非自己を認識して侵入してくる病原菌などの非自己は攻撃するが、自己(自分の臓器など)は攻撃しない事を意味します。

腸内の免疫系は、自己と非自己を認識し危険か安全かを認識し、菌を認識しているのです。

細胞でもチフス菌やペスト菌などには免疫が反応して有害な菌を破壊します。

腸内細菌は、非自己ではあるが安全であるので免疫に攻撃されないのです。

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