ウイルス感染症の一種、風疹(ふうしん)

風疹ウイルス

(提供元:国立感染症研究)

風疹(ふうしん)は、ウイルス感染症の一種で、風疹にかかった人は免疫ができ、二度とかかりませんが、まれに再感染する事例があります。

感染者の鼻汁に含まれる風疹ウイルスによる飛沫感染または直接接触感染します。

潜伏期間は2~3週で、初期症状は微熱、頭痛、倦怠感、鼻水、せき、斑点ができ、顔、耳後部から、赤く癒合性のない点状の紅斑が全身に広がり、多くは 3日~5日程度で消えます。

発症者の約25~50%に、38~39度前後の発熱が3日程度続くとされます。

免疫が無い女性が妊娠初期に風疹にかかると胎児に高率で白内障、心臓奇形、難聴などが起こります。

この症状を先天性風疹症候群と呼びます。

妊娠10週までに妊婦が風疹ウイルスに初感染すると、90%の胎児に様々な影響を及ぼすとされます。

11~16週までの感染では10~20%に発生するとされ、妊娠20週以降の感染で発生することはまれとされるます。

予防接種法の改正により風疹ワクチンは1歳以上の子供に摂取することが義務化され子供に免疫ができて小中学校での風疹の流行は無くなりました。

熱を出す女の子

ワクチン摂取が義務化されていない時は、風疹は子供の病気として考えられており感染した子供から免疫のない妊娠中の女性が感染し先天性風疹症候群の子供が生まれることが多かったようです。

風疹ワクチンの目的は先天性風疹症候群を予防することにあります。

すでに成人になった女性は、妊娠前に血液中の風疹抗体を調べ陰性の場合は胎児を先天性風疹症候群から守るためワクチン接種を受けておくと良いとされます。

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