おならの原因

消化の仕組み

消化の仕組み

おならのメカニズムについてお話をする前に消化の仕組みについて解説をしたいと思います。

人間が食べた食物は、口で噛み砕かれ、食道を通りに向かいます。

食道では、噛み砕かれた食物を絞りだすように胃へ送ります。

この時、唾液に含まれる酵素アミラーゼが食物と混ざり、食道から先は消化管と呼ばれる器官が続きます。

順序としては、胃、十二指腸、空腸、回腸、結腸、直腸、肛門となります。

胃では、胃の運動と消化酵素のペプシンを含んだ胃液により食物は粥状になります。

まだこの時にはガスは発生しません。胃を出た食物は、十二指腸へ送り出されます。

その後、腸のぜん動運動により空腸や回腸など小腸と呼ばれる器官へ移動します。

小腸では胆汁や膵液などの消化酵素を含む大量の腸液が分泌されます。

腸の内壁から栄養分が吸収され、残った残滓が結腸や直腸などの大腸へ送られ便意を感じた時に便となり排出されます。

おならはどこで発生するのか?

以上の通り、食べ物の摂取から消化、吸収という過程を解説致しましたが、消化という過程ではガスの発生はありません。

どこでガスが発生しているかと言いますと大半は食べ物と一緒に飲み込んでしまった空気なのです。

この空気の成分は酸素や窒素が大半を占めています。

その空気に小腸や大腸の内容物が発酵してできるガスメタン、水素、二酸化炭素などが加わりおならと呼ばれるガスになるのです。

この気体の成分は、約70%が窒素、炭酸ガス、水素、メタン、酸素で構成されています。

残りの20%程が、体内を流れる血液中のガスが、腸壁を通じて腸に出てきたものであることがわかってきております。

最後の10%程度を占めるのは、大腸~結腸で食べ物カスが細菌によって分解されて発生するガスであるとされています。

クサイと感じる臭いの元はこの10%に含まれる、硫化水素やインドールやスカトールといった成分です。

食べ物が口から入ってから便となって体外へ排出されるまで距離にして約8.8メートルで要する時間は30時間前後かかるとされています。

その便が滞留している期間に腸内細菌が内容物を発酵・腐敗させガスを発生させるのです。

メタン、水素、二酸化炭素などの臭気のないガスからアンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミなどの悪臭性のガスまで様々な種類のガスを発生させるのです。

そこに揮発性の腸内分泌物が混ざり気化して、あのオナラ独特の臭い臭いとなるのです。

また、この気体であるガスは、消化器の最後の器官、肛門括約筋によってせき止められています。

ガスの量が多くなると括約筋はしまっていられずガスを吹き出してしまいますが気体が放出される時に鳴る音こそがこの吹き出る音が、オナラの音なのです。

原因のまとめ

  1. 食事の際に吸い込んだ余分な空気
  2. 消化吸収の過程で発生する無臭のガス
  3. 腸内細菌が発酵・腐敗させる悪臭のするガス
  4. 腸内分泌物が気化したガス

おならが出るという生理現象は以上の有害ガスを体外に排出する重要な役割なのです。

つまり、我慢することは健康に対して悪影響を及ぼします。

おなら解消

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