おりもの(下り物)の色が黄白色・黄色・緑色

診察する看護師

おりものがいつもと違うと感じ、不安に感じることがあるかもしれません。

このページでは、おりものの色が黄白色・黄色・緑色の時に可能性がある病気について解説を致します。

おりものは体調を表すバロメータとなりますので、病気の兆候を見逃さないようにしましょう。

水っぽいおりもの(黄白色・黄色)

水っぽいさらさらしたおりものが増え、色が白色や膿が混ざった黄色の場合はクラミジア感染症の可能性があります。
  
また、子宮の入り口付近が炎症をおこしているので、血がおりものに混ざる場合もあります。

おりものの量の増加や排尿時の軽い痛み以外は自覚症状が乏しく感染に気がつかない場合もあります。

放置すると、上行性感染といってクラミジアは子宮内膜→卵管→腹腔内へと拡がり、子宮内膜炎卵管炎・子宮附属器炎・骨盤腹膜炎などを発症すると卵管が詰まって不妊症になったり、妊娠しても受精卵の卵管通過障害により子宮外妊娠となったり、腹腔内に蔓延することによって発熱や腹痛(骨盤腹膜炎)をきたしたりする可能性があるので早期発見が大切です。

クラミジアの検査

クラミジアに感染していて子宮頚管炎を起こしている場合は、子宮頚管の細胞からクラミジア抗原やDNAを検出することによってクラミジアの存在を証明することができます。

クラミジアの症状と検査法

あわ状の粘液性のおりもの(黄白色・黄色・緑色)

泡状の悪臭の強い黄色いおりものの増加や膿性のおりものが出る、黄色や緑黄色、乳白色の濁った水のようなおりものが増えるなどおりものの異常があった場合は、トリコモナス膣炎の可能性があります。

その他の症状として、外陰・膣の刺激感、強いかゆみ、灼熱感、性交時痛、性交不快感、排尿時痛などがある場合があります。

トリコモナス感染者のうち5~6割の人がオリモノが多くなったと自覚するようです。

トリコモナス症はトリコモナスという原虫が感染して引き起こされる性病です。

この病気を放置しトリコモナスは治療をしなければ、増殖を続け、膣以外にも子宮頚管や膀胱、尿道などにも炎症が広がっていきます。

トリコモナスの検査

トリコモナス膣炎の検査は、顕微鏡検査で膣から粘膜をとり顕微鏡を使い、トリコモナス原虫を調べます。

トリコモナスの症状と検査法

黄色い粘液性の膿状のおりもの(黄色・黄緑)

黄色っぽいおりものが多く出たり、粘液性または膿性の分泌物、時に悪臭を伴うようなおりものがみられる場合は、淋菌感染症(淋病)の可能性があります。

淋病とは、淋菌という病原菌によって引き起こされる炎症で、性交渉によって人から人へ感染する性感染症です。

おりものが多くなって下着が汚れたり、陰部がかゆむなどの症状の他、尿道にも感染が広がると、排尿時に痛みます。

排尿時に熱感を伴った痛み、膣の分泌物が増える、月経時以外の性器出血、などの症状は、膀胱や膣に起こる他の感染と見誤ってしまう可能性があるので検査が必要になります。

進行すると子宮頸管炎が子宮内、さらには卵管内、腹腔内にまで炎症が広がり、卵管炎などは卵管狭窄や卵管閉鎖を引き起こし卵管が周囲臓器と癒着すると、卵管の蠕動運動が妨げられ、卵の輸送障害など不妊症や子宮外妊娠の原因になることもあります。

淋菌感染症(淋病の検査)

女性では膣分泌物中に淋菌が確認されれば診断されます。

膣内へ小さな綿棒で粘膜をこすったものをPCR法での遺伝子検査をします。

淋菌感染症の症状と検査法

おりものに血が混じったり、黄色い膿が出る(黄色・黄緑)

黄色い膿状のおりものが増えたり、おりものに血が混じるなどの異常があった場合は、子宮内膜炎の可能性があります。

その他の症状として、膿性帯下の増加、下腹部の不快感、熱感があります。

子宮内膜は、子宮の内側をおおっている粘膜のことで、子宮内膜炎は、子宮内に細菌が入り、この子宮内膜に炎症を起す病気のことです。

原因となる病原菌は、淋菌、連鎖球菌、ブドウ球菌、大腸菌、クラミジア、結核菌などがあります。

黄色い膿状のおりもの(黄色・黄緑)

おりものが黄色く膿状のものが増えている場合は、卵管炎の可能性があります。

おりものの異常以外には下腹部や腰の痛み、吐き気、嘔吐、発熱、不正出血などの症状が現れるのが特徴です。

急性期か慢性期か、あるいは炎症の強さなどによって症状は異なりますが、さまざまな程度の下腹部痛をともない、急性期または炎症が強いときには、発熱をともなうことが多いようですが、炎症が軽ければほとんど症状は出ません。

炎症がひどくなると、下腹部の痛みや性交時の痛みが出ることがあり、骨盤腹膜炎の状態になると、熱が出たり歩いただけでもおなかに響くような痛みが出たりします。

卵管炎は、卵管が細菌感染して起こる炎症で、多くの場合は膣から始まった炎症が子宮頚管炎、子宮内膜炎へと及び、卵管に達することが多いと言われていますが、周囲の臓器からの感染が卵管に及んで発症する場合もあります。

卵管炎の原因菌は、大腸菌、淋菌、ブドウ球菌、連鎖球菌、結核菌、嫌気性球菌、クラミジアなどの感染により発症します。

黄色・茶色・クリーム色・灰色のおりもの(黄色・黄緑)

白色、黄色、膿性、灰色、血性等のおりものが増え、魚臭帯下と呼ばれる魚介類のような悪臭がある場合は、細菌性膣炎の可能性があります。

痒み・発赤を伴うこともありますが、さほど顕著ではなく無自覚のまま感染しているケースも多いとされます。

細菌性膣症は性感染症ではなく、過度なセックスや膣洗浄のしすぎ、疲労や体力の低下などが原因で常在菌による自浄作用がなくなり発症することが多いとされます。

原因菌としては、大腸菌、ブドウ球菌、レンサ球菌などの一般細菌の感染によっておこります。

黄色や茶褐色、緑色のおりもの(黄色・黄緑)

黄色、灰色、緑色、茶褐色のクリーム状のおりものが増え、稀に魚臭のような嫌なにおいがすることがある場合は、非特異性膣炎も可能性があります。

かゆみはありませんが、外陰部が赤くなったり、ただれたりすることがありますが、無症状のこともあります。

外陰・膣におりものの増量、かゆみ、その他の不快症状があるにもかかわらず、カンジダ菌やトリコモナス原虫など特定の病原菌や原虫を検査で検出することができない場合のことをいいます。

膣の自浄作用が、体調不良などで抵抗力が落ちたり、ホルモンバランスの乱れから、膣の自浄作用が落ち、細菌が入り、粘膜に感染すると炎症が起きやすくなります。

まとめ

以上、解説した通り原因はほとんどが細菌か寄生虫が原因となり、殆どが性感染症が原因です。

女性は男性と違い性病の症状が出にくいので、このようなシグナルを逃してはいけません。

もし、該当する異常があるようであれば検査をされることおすすめします。

男性のように痛い!かゆい!などの症状が無いためついつい、放置して病気を重篤化させるケースが増えています!

性感染症を放置すると最悪、不妊の原因となりますので女性は特に異変を見逃さないようにしましょう!

検査の必要が低い人

セックスやオーラルセックスをしていない。

キスや肌の接触が無い。

同居人がいない。

プール、浴場、トイレなど共用の物を使用していない

検査をした方が良い人

セックスやオーラルセックスをした。

キスや肌の接触があった。

同居人がおり、タオル、便座などを共用している。

プール、浴場、トイレなど共用の物を使用した。

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