肝臓病の自覚症状|だるい・食欲不振・微熱・初期症状は風邪に似ている

肝臓のキャラクターイラスト

肝臓はダメージがあっても痛みを感じにくい

急性肝炎やアルコール性肝炎では自覚症状を訴えますが、慢性肝疾患では自覚症状に乏しいとされます。

症状が出ると、食欲不振、嘔気、易疲労感 、黄疸、灰白色便、皮膚の瘙痒感、皮膚に赤い斑点がでる(手掌紅斑、くも状血管腫)、腹壁静脈の怒張、浮腫、腹水、吐・下血(食道静脈瘤破裂)、肝性脳症、こむらがえりなどが症状として出ます。

慢性肝炎が長引き、肝硬変に進むと様々な症状が現れ始めます。

肝硬変の男性にみられるのが、乳房が女性のように膨らむ症状で、これは女性ホルモンのエストロゲンを処理する肝臓の働きが著しく低下したために起こる現象です。

エストロゲンには末梢血管を拡張させる働きがあるため手のひらや指先が赤く染まったり、首や肩、胸などにクモが脚を広げたような赤い斑点が出たりします。

肝硬変では、肝臓の血流が悪くなり門脈の血圧が異常に高まり、お腹の静脈が皮膚に浮き出て見えるようになります。

その他、ビタミンやミネラルの代謝異常などから足の筋肉がつる、こむら返りを繰り返したり、カビ臭い口臭がしたり、お腹が張ったりします。

肝臓病ではこうした症状が出る前に治療を開始することが大切であるとされています。

自覚症状

脂肪肝、急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪期などに自覚症状を見分けるコツを覚えておくと宜しいでしょう。

だるい・つかれやすい

肝臓に異常が起きた時の一番多い症状が全身倦怠感で脂肪肝や慢性肝炎ではこれがかろうじて自覚される唯一の症状です。

急性肝炎では、だるさが1週間ほど続くと自覚症状が軽くなるとされています。

食欲が無い・吐き気がする

急性肝炎では、の症状と取り違えるようなむかつき感が出ます。

消化液の胆汁の排泄が悪くなるため、油を使った揚げ物などはにおいを嗅ぐだけで吐き気をもよおしたりします。

熱が出る

急性肝炎では、微熱が続くことも多く、風邪の症状と誤りやすいとされます。

右の脇腹が重苦しい

胃炎や胃潰瘍は胃の痛みを伴いますが、肝臓には痛みを知覚する神経がないため急性肝炎などで肝細胞が破壊されても、肝臓の痛みを感じることはありません。

ただし、うっ血や胆汁の滞留などで肝臓が腫れて大きくなるので圧迫されるような重苦しさを感じます。

酒量が落ちる

酒の強い人が急に弱くなったり、酒がまずくなったり悪酔いするように鳴ったりする場合は、肝機能の低下が考えられます。

月経異常がある

日本酒に換算して毎日3合以上を5年以上飲み続けている女性に月経不順や無月経などがある場合は、アルコール性肝障害が考えられます。

皮膚がかゆくなる

急性肝炎などでは、黄疸に皮膚のかゆみが伴います。

原発性胆汁性肝硬変という病気では黄疸に先立ち痒みが出るとされています。

尿の色が濃くなる

急性肝炎などで胆汁の排泄が乱れると、胆汁中に含まれる色素のビリルビンが血液中に溢れ出します。

肝臓で抱合を受けたビリルビンは水に溶けるために腎臓を経て尿中に排出されるため尿の色が濃くなります。

黄疸が出る前に、尿の色の変化があるとされています。

便が白くなる

肝臓の働きが正常な時は、ビリルビンは胆汁の成分として十二指腸に排出されます。

急性肝炎などでは、その胆汁の排泄に障害が出るため便の色が薄れ白っぽくなります。

便の色チェッカーはコチラ

黄疸が出る

黄疸とは、血液中に増えたビリルビンのために、皮膚の色が黄色くなる症状です。

皮膚より先に白目が黄色く濁るとされています。

肝臓が気になる方は、尿や便の色とともに白目の色も確認するとよいでしょう。

黄疸の種類

・溶血性黄疸
赤血球が次々と壊れる溶血性貧血では、肝臓のビリルビンの抱合が間に合わず
非抱合型ビリルビンが血液中に増えるために黄疸が出ます。
・肝細胞性黄疸
肝臓に異常が起き、胆汁の排出が乱れる時、抱合型ビリルビンが血液中に溢れ出します。
・閉塞性黄疸
胆石などで肝外胆管が詰まった時も黄疸が出ます。

肝臓の病気は自覚症状が無いので確実なのは検査です!

肝機能検査

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