脾臓(ひぞう)血糖量調整の仕組み|2種類のホルモンで調節

血糖値とは

人の血液中に含まれているグルコースを血糖と言いその量を血糖値と言います。

血糖値は、ふつう血液100mlあたり80~100mgです。

この血糖量は、間脳の視床下部や膵臓(すいぞう)の調節によって調整されています。

2種類のホルモン

血糖値を下げる仕組み

膵臓にはランゲルハンス島と呼ばれる細かい細胞の集団があります。

このランゲルハンス島を構成するA細胞はグルカゴン、B細胞はインスリンを分泌しています。

グルカゴンは、さまざまな組織の細胞に働き血液中のグルコースの量を増やします。

また、インスリンは肝臓に働きかけてグルコースの放出を抑制させ、これによって、血糖量が減少します。

インスリンの働き:

  • 筋肉組織にブドウ糖を運ぶ。
  • 余分なブドウ糖を脂肪組織に蓄える。
  • ブドウ糖をグリコーゲンに変えて、肝臓や筋肉に蓄える。

血糖値をあげる仕組み

グルカゴンは、インスリンとは反対の働きをするホルモンで肝臓でのグリコーゲンからグルコースの変換を促進し血液中にグルコースを放出させることによって血糖量を増加させます。

グルカゴンの働き:

  • 全身の脂肪組織の脂肪をブドウ糖に変える。
  • 肝臓に蓄えられたグリコーゲンをブドウ糖に戻す。

血糖量の保ち方

食事をすると、栄養が吸収されてグルコースが血液中に増えます。

それによって、ランゲルハンス島のB細胞は刺激されてインスリンを血液中に放出します。

インスリンは筋肉や脂肪組織にグルコースの取り込みを促します。

そして、グルコースが血液中から減っていくとインスリンの量が減少していきます。

逆に食事をしないと血液中のグルコースの濃度が減少してA細胞が刺激されグルカゴンを血液中に放出します。

グルカゴンは肝臓からグルコースを放出させて血糖量を適正に戻します。

あまりに血糖量を高く戻し過ぎるとA細胞はグルカゴンの放出を抑えます。

A細胞とB細胞は視床下部の血糖量調整中枢から自律神経系の支配も受けています。

膵臓と脾臓の病気一覧

このページの先頭へ