血液

1:ABO血液型

・遺伝子Aや遺伝子Bは遺伝子Oに対して優勢

・遺伝子Aと遺伝子Bは不完全優勢の関係

遺伝子型AAとAO → A型

遺伝子型BBとBO → B型

遺伝子型OO   → O型

遺伝子型AB   → AB型

身近な遺伝には、血液型の遺伝がありますが、この遺伝には3種類の遺伝子が関係しています。

A型の遺伝子、B型の遺伝子、O型の遺伝子の三種類です。

A型の遺伝子とB型の遺伝子はO型の遺伝子に対して優勢です。

つまり、遺伝子がAAでもAOでも血液型はA型、遺伝子がBBでもBOでも血液型はB型になります。

そして、遺伝子がOOの組み合わせのみ、血液型がO型になるのです。

また、AとBの遺伝子の間には優劣関係がありせんが、このような関係を不完全優性と言います。

つまり、AとBの遺伝子を両方持つ場合は、両方の遺伝子が働きます。

その結果、血液型がAB型となるのです。

2:Rh式血液型

上記のABO式以外の血液型がRh式という血液型があります。

アカゲザルと共通の物質をもつか否かで分類する血液型をRh式血液型といいます。

アカゲザルと同じ物質を持つものを、Rh+、持たない方をRh-と言います。

日本人では、Rh-型は約0.5%しかいませんが、欧米では15%の確率でRh-型です。

Rh+型にする遺伝子をD、Rh-型にする遺伝子をdとするとDDとDdは、Rh+型、ddがRh-型となります。

遺伝子型DDとDt → Rh+型

遺伝子型dd   → Rh-型

3:性別

人間は46本の染色体を持ちますが、この内2本は男性と女性で違います。

残りの44本は男女共通でこれを常染色体と言います。

それに対して、性によって異なる組み合わせの染色体を性染色体と言います。

性染色体の内、男女に共通している染色体をX染色体。

男性だけに持っている染色体をY染色体と言います。

人間では、男性がXYで 女性がXXという性染色体をもちます。

性染色体は、女性の卵子にはx染色体だけが含まれます。

男性の精子にはX染色体持つ精子とY染色体を持つ精子の2種類が生じます。

つまり、精子の種類により性別は決まるのです。

X染色体を持つ精子を受精するのか、Y染色体を持つ精子を受精するのかは五分五分ですが精子には特徴がありYは少し軽くXは少し重いのです。

このように分類させる方法は、人工授精などで使われます。

また、X染色体を持つ精子はY染色体を持つ精子よりも酸性に強いという特徴があり膣内の環境によっても変化があることがわかってきています。

4:伴性遺伝

X染色体にある遺伝子による遺伝を伴性遺伝と言います。