散歩する男女 カップル

避妊方法の種類

望まない妊娠を避けるために正しい避妊の知識を身につけましょう!

低用量ピル(経口避妊薬):正しく服用する事が大切

黄体ホルモンに卵胞ホルモンを配合した薬によって排卵を起こさないようにする方法で、確実な方法の一つです。

使い方

1日1錠ずつ21日間服用して7日服用を休み、休薬期間に生理があり、休薬後8日目から21日間服用を続けます。

この方法で服用を忘れさえしなければ、確実に避妊する事ができますが、生理が始まってから10日異状たった場合は、その時点から服用を始めても効果が無いので、次の生理が始めるのを待って服用しましょう。

産婦人科で診察を受け、服用しても安全であることが認められてから処方してもらいます。

高血圧や糖尿病、心臓病、腎臓病、肝臓病、性感染症、がんなどの可能性がある場合は服用ができません。

コンドーム

厚さ0.02~0.05mmの薄いゴムの袋をペニスにかぶせて、精液が膣の中に入るのを防ぎます。

性感染症を防ぐ有効な手段としても使用されていますが使い方に注意しましょう。

使い方

JISマークが入っている商品でサイズの合ったものを選ぶようにしましょう。

装着は射精の直前では無く必ずペニスを膣に挿入する前に装着しましょう。

コンドームの先端の精液をためる部分をつまんで空気を抜いておきペニスが勃起してからかぶせ、巻かれている部分を付け根まで伸ばします。

また、射精後に挿入したままだとコンドームの中の精液が膣内に漏れてしまいますので、射精が終わったら膣から出しましょう。

コンドームをはずしたら口をしっかり結び精液がこぼれないようにしてティッシュで包んで廃棄します。

爪が伸びているとゴムを傷つける可能性があるので取り扱いには気をつけましょう。

使用したコンドームを処理する時は精液が膣の付近に漏れないように注意し、処理する時は手で膣に触れないようにしましょう。

子宮内避妊具

子宮内に合成樹脂でできた小さな避妊具を装着し受精卵の着床を防ぐ方法です。

1回装着すれば約2年間効果が続くので面倒が無く、避妊効果はピルの次に確実であるとされます。

使い方

装着は自分で行う事ができないので産婦人科で装着してもらいます。

1回の装着で約2年間有効ですが正しい位置に装着されているかどうかを1年に1回子宮がんの検診にあわせて定期健診を受けます。

また、生理が2週間以上遅れたら妊娠の可能性があるので産婦人科を受診する事が可能です。

妊娠や出産の経験が無い場合は、子宮口が小さいので装着が難しく、子宮口が硬いとか、子宮筋腫や子宮発育不全では正しい位置におさまりにくいという難点があります。

また、月経困難症や頸管炎、膣炎の症状が悪化する可能性があります。

体質的に合わない場合は月経困難などの副作用が出る事もあり、月経中は外れやすいので他の方法との併用が望ましいでしょう。

ペッサリー:精子の侵入を防ぐ

子宮口に直径70~80mmのゴム製のふたをして精子の侵入を防ぎます。

使用後は洗って乾かすことで繰り返して使えます。

使い方

産婦人科や保健所で子宮口の大きさを測ってもらい、合ったサイズのものを選んでもらって使い方を教わります。

方法はペッサリーの両面に避妊ゼリーを塗り、セックスの直前に子宮口に装着して射精後6~8時間してから外します。

使用後のペッサリーは水、又はぬるま湯で洗って陰干しして、使用頻度によって異なりますが通常2~3回使えます。

正しい位置に装着することが難しくとれやすいので慎重に装着する事が大切です。

長く使えますが子宮口が変化するので定期的に検診する事が必要で、外し忘れや清潔にしていないと膣炎を起こすので注意しましょう。

基礎体温法

女性の基礎体温の変化によって排卵期を判断し安全日を割り出して避妊する方法です。

計算方法

女性の基礎体温は低温期と高温期に分かれ、低温期から高温期に移る直前の最も低温の時期が排卵日にあたり、この時期のセックスを控え避妊します。

卵子の受精能力は約24時間、精子は約3日間なので、高温期になって2~3日が最も妊娠しやすい時期となり、4日目を過ぎてから次の月経が始めるまでが安全期となります。

月経周期が不規則な場合は、排卵日が予測できないので基礎体温は避妊には不適当です。

また、風邪をひくなど体調不良による高温の状態を高温期と取り違える可能性もあるのでこの方法単独で避妊するのではなく他の方法を併用する事が大切です。

膣内避妊薬(殺精子剤)

性行為の前に膣内に精子を殺す薬剤を入れておき入った精子を殺す避妊方法です。

ゼリーフィルム、フィルム、錠剤のタイプがあります。

使い方

ゼリー

セックスの前にゼリーを入れた注入器を膣の奥深くに挿入し、ピストンを押してゼリーを注入します。

効力があるのは注入後5~15分間でこの間に射精しなければ効果はありません。

膣口が下を向くとゼリーが流れ出るので正常位を保つ必要があります。

フィルム

フィルムを3~4回たたんで小さくし、人差し指と中指の先でフィルムをはさんで膣に挿入し、コリコリとした子宮口に当たるまで押し込みます。

フィルムは5~7分後に溶け始め、それから1~2時間効果が持続します。

錠剤

指先で子宮口近くまで挿入し、10分ほどかかって膣の分泌液によって溶け、泡が出てきます。

この泡が精子を殺すのですが効力が持続するのは20分間ほどでこの間に射精しないと効果がありません。

膣内にかゆみを感じたり、薬剤が膣の奥まで挿入されていないと効果が薄れ体位によっては流れ出てしまいます。

薬剤が溶けて効力が現れるまで5~10分かかり避妊効力が短いのでセックスが長く続く場合は薬剤を挿入しなおす必要があるので、コンドームやペッサリーとの併用が望ましいでしょう。

妊娠中絶について

望まない妊娠をしてしまった場合は、パートナーとよく相談し結論を出さなくてはいけません。

妊娠12週未満とそれ以降では中絶手術による体への負担と方法や費用も違ってくるので、妊娠を早い段階で確認する必要があります。

月経が2週間以上起これている場合や、普段より出血量が少なかったり日数が短かった場合は早めに受診しましょう。

妊娠中絶の方法

1:中絶手術が認められている母体保護法指定医を受診し、手術日を予約します。

「手術同意書」が渡されるので自分の氏名、住所を書いて押印しパートナーも署名します。

2:手術の前日は入浴して体を清潔にして夜10時以降は絶食しなければいけません。

3:当日はシャワーを浴びて外陰部をきれいに洗い、病院に行きます。

同意書、手術後につける生理用ショーツ、ナプキンを用意し、化粧やマニキュアはせず、アクセサリー、コンタクトレンズも外し、食事を控えなければなりません。

4:同意書を提出してから手術を行い、妊娠12週未満の場合は胎児と付属物をかき出す掻爬術、あるいは吸い取る吸引術を行い、それ以降の場合は陣痛誘発剤で人工的に流産させます。

5:手術後、麻酔からさめて医師の許可が出たら帰宅できますが、出血や麻酔の影響が出るのでなるべくパートナーか身内に付き添ってもらいましょう。

6:手術の翌日と数日後に子宮の検診が有り、手術後2~3日間は安静にし、ナプキンをまめにとりかえて外陰部をつねに清潔にしておきます。

シャワーは、1~2日たってから、入浴は3日後くらいから安心です。

医師の許可があるまでセックスは厳禁で、刺激物やアルコールも避けなければなりません。