メモをとる女性

外陰潰瘍

ペーチェット病、ヘルペスウイルス感染、細菌感染などが原因で外陰部に潰瘍ができるとされます。

また、性感染症や癌病変によるものもあるので検査が必要です。

ペーチェット病

ペーチェット病は原因不明の難病で特定疾患に指定されています。

口の中や外陰部に潰瘍が出来たり目に炎症が起きたり、皮膚に赤いシコリのある皮疹ができるなどの症状が起こります。

口内炎や潰瘍が口の中にでき、下腹部痛、関節炎、発熱などを伴う場合もあるとされます。

20歳代に多く、再発を繰り返すのが特徴であるとされます。

更年期になると治るとされますが併発症状が治らない場合もあるとされます。

外陰潰瘍は1cmのものが大陰唇や小陰唇に1個から数個出来て痛みます。

膣に出来ることもあり、多くは自然に治りますが再発を繰り返すようです。

目の炎症は失明の可能性もあるので注意しましょう!

外陰潰瘍ができたら早めの診察を受けましょう。

治療は炎症を抑える副腎皮質ホルモンや消炎剤が用いられます。

ヘルペスによる外陰潰瘍

ヘルペスウィルスの感染によって起こるとされます。

性交渉により感染することが多く感染後3~7日で症状が現れて外陰の左右両側に5mm程度の水疱が数個できるのが特徴であるとされます。

水疱は直ぐに破れて潰瘍化し痛みがひどくなります。

痛みで歩行困難や排尿困難を引き起こし、時には足の付根のリンパ節が腫れることもあるとされます。

急性の症状が治ってもウィルスは体内に潜伏しており身体の抵抗力が低下した時などに再発することがあるようです。

妊娠中にヘルペスに感染し、ヘルペス脳炎を起こすこともあるので注意が必要です。

血液検査で診断し、抗ウィルス内服薬や外用薬での治療がなされます。

細菌性急性外陰潰瘍

細菌の感染によって陰唇の内側に小さな潰瘍ができ激しく痛みます。

抗生物質の軟膏と消炎鎮痛剤の内服で治療がなされます。

身体の清潔を保ち、十分な休養と栄養バランスの良い食事を取り規則正しい生活を心がけるのが大切です。

外陰の良性腫瘍

外陰にできる腫瘍の多くは良性であるとされます。

悪性の腫瘍は稀で、主な良性腫瘍は、外陰線維腫、外陰脂肪腫、バルトリン腺嚢腫があります。

症状

外陰線維腫

外陰部の線維組織が増殖してしこりになったもので大陰唇、陰核、小陰唇にできる腫瘍を指します。

大きさは、小豆大からこぶし大まであり、弾力性があるとされ原因は不明とされます。

外陰脂肪腫

外陰部の脂肪組織が増殖してしこりとなったもので恥丘や大陰唇など皮下脂肪の多い場所にできるとされます。

弾力性のある柔らかいシコリで原因は不明とされます。

治療

外陰線維腫や外陰脂肪腫も痛みやかゆみは無いので小さいうちは気づきにくいとされます。

多くは良性ですが悪性の場合もあり外陰にシコリができた時は早めに受診して検査することが大切です。

腫瘍の表面に潰瘍が出来る事もあり不快感がある場合は摘出手術がなされる場合があります。