性器について説明する女性

外陰部

外陰部の形や色は個人差があることを覚えておきましょう!

外陰部は複雑な形状をしており、排泄や月経などで不潔になりやすいので清潔にしておく必要があります。

外陰部は下記の器官から構成されています。

恥丘

恥骨の上部にあたり陰毛が生えています。

皮下脂肪組織でできており、柔らかくふくらんでいます。

陰毛の生え方や量には個人差がありますが、逆三角形に生えます。

大陰唇

恥丘の下から肛門のすぐ上まで厚い皮膚のひだを指します。

思春期になると急速に発達して内側の尿道口やクリトリス膣口などを保護しています。

子供のうちはピンク色ですが年齢とともに色素沈着が起こり一般的には黒い褐色に変わります。

汗腺や皮脂腺が多いので特有の臭いすることがあります。

小陰唇

大陰唇の内側にある薄いひだで、前方では陰核を覆い後方は会陰に続きます。

弾力性があり、性的刺激を受けると充血してふくらみます。

年齢とともに発育して、色素沈着により黒い褐色になります。

形や大きさには個人差があるとされます。

陰核

小陰唇の上端にある突起です。

男性の陰茎に相当し性的刺激により勃起します。

大きさや形には個人差があります。

膣前庭

左右の小陰唇に囲まれた部分です。

前方に外尿道口、後方に膣口が開いています。

外尿道口

陰核と膣口の間にある尿の出口です。

男性は尿も精子も同じ外尿道口から出ますが女性は尿と月経血の出口が異なります。

また、女性の場合、男性に比べて尿道が短く、膀胱から外尿道口まで5cmにも満たないために尿道から侵入した病原菌が膀胱まで上がっていき膀胱炎を起こしやすくなります。

膣口、処女膜

膣口は、外尿道口の下にある膣の入り口です。

月経血の出口であり、性行為の時の陰茎の挿入口になります。

また、出産時には産道を通って赤ちゃんが出てくるところでもあります。

膣口の広さは人によって様々で、性行為や出産の時は大きく広がり弾力性と伸縮性を備えたところです。

処女膜は、膣口になる薄い粘膜のひだです。

完全に膣口を塞いでいるわけではなく、人差し指1本が入る程度の穴が開いてます。

伸縮性がありますが、激しい運動やタンポンなどの使用で避ける事があります。

性行為で破れても必ず出血するとは限りません。

バルトリン腺

膣口の左右にある分泌腺です。

性的に興奮すると無色の分泌液が出てペニスを挿入しやすくなります。

老化すると分泌液が減って性交痛を起こすことがあります。

雑菌に感染しやすく感染するとしこりのように腫れて痛みます。

会陰部

大陰唇と小陰唇が合流する部分から肛門までの部分を指します。

伸縮性に富み、出産時には大きく伸びますが十分でない場合には切開して分娩後に縫合します。

子宮と外陰部をつなぐ8cmほどの管が膣です。

月経血の通り道であり、性交の際には男性の性器を受け入れます。

出産時には赤ちゃんの通り道である産道とも言われます。

内壁には多くのひだ状粘膜に覆われています。

膣は入り口よりも奥のほうが広がっており、奥の突き当りに子宮膣部があります。

膣には自浄作用があり細菌感染などが起こりにくくなっています。

膣内に住み着いているデーデルライン桿菌のおかげと言われます。

デーデルライン桿菌とは、膣を酸性に保ち細菌などの侵入を防ぎます。

子宮

受精した卵子を胎児になるまで約40週間育て上げる器官です。

膣に続く子宮頸部と胎児を育てる子宮体部とに分かれます。

内部は子宮腔という空洞があり子宮内膜に覆われています。

子宮頸部の入り口を外子宮口、子宮体部の入り口を内子宮口といいいその間の管は子宮頚管といいます。

卵大の大きさですが妊娠すると胎児の成長とともに大きくなり出産時には大人の頭以上の大きさになります。

出産後は元の大きさに戻ります。

卵管

子宮の左右に伸びている7~15cmの細い管です。

先端に行くほど広くなり腹腔に向かってラッパのように開いています。

卵巣から出た卵子は卵管采から取り込まれ、卵管膨大部で精子と出会うと受精卵になります。

卵管は受精卵を子宮に運ぶ役割を果たし、輸卵管とも呼ばれます。

受精卵が子宮内膜に着床すると妊娠が成立します。

ただし、卵管は狭いためトラブルを起こしやすく、受精卵が卵管膨大部に着床して子宮外妊娠を引き起こすことがあります。

卵巣

子宮の外側に左右1個づつあり卵管の下に靭帯で吊り下げられている器官です。

卵巣の外層部には胎児の時から約200万個の原始卵細胞があり、思春期になるにつれ成熟卵胞になり、周期的に1個づつ卵子を放出します。

精子と出会えた卵子だけが受精して胎児になります。

卵巣には卵子を生産すること以外にホルモンを分泌する役割があります。

成熟した卵胞からは卵胞ホルモンが、排卵後の卵胞からは黄体ホルモンが分泌されます。