心配そうな赤ちゃん

黄疸(おうだん)

新生児の黄疸は病気由来のものもありますが、多くは生理的なものであるとされています。

生理的な黄疸の場合、生後2,3日から肌が黄色くなり生後数日でピークに達し2週間ほどで自然に消えるのが普通です。

中には、母乳性黄疸といい1ヶ月程度黄疸が続くこともありますがこれも時期に消えます。

いずれにせよ入院中に担当医から生理的な黄疸と診断されれば心配はありませんが黄疸が強い場合は光線を当てて治療するケースもあるようです。

一方、病的な黄疸は、母親と赤子の血液型が合わない血液型不適合や未熟児の場合に起こるとされ光線療法や交換輸血などの治療がなされる場合があります。

頭血腫

産道を通る時の圧迫で、頭の骨と骨膜の間に出血が起こりこれがふくれたものを頭血腫と呼びます。

産後1日程度で頭の一部がふくれてきてさわるとブヨブヨしています。

血の塊は数ヶ月かけて徐々に吸収され自然に治るのが普通で頭血腫と診断されてもあまり心配することはありません。

産瘤(さんりゅう)

頭血腫と違い、産後数日で消えてしまう新生児特有のコブです。

頭頂部が産道の圧迫でうっ血したもので、逆子の赤ちゃんの場合はお尻にコブができるケースもあるようです。

原始反射

赤ちゃんの側で大きな音をたてたり、体をいきなり触られると両手を広げて体をひっくり返します。

これは、原始反射と呼ばれる行動で、刺激に対して反射的に起こす正常な反応です。

生後数ヶ月たつとなくなります。

未熟児

出生時の体重が2500g未満の赤ちゃんを未熟児といい、なかでも1500g未満の赤ちゃんを極小未熟児、1000g以下を超未熟児と言います。

また、早産により妊娠36週以前に生まれてくる未熟児と妊娠37週以降に生まれてきたのに体重が少ない未熟児がいます。

後者の場合は、心臓などの内蔵に病気がある場合を除き肺などの体の機能が完成しているためあまり問題ではありません。

しかし、前者の場合は体の機能が未熟なまま生まれてくるので新生児集中治療室のある病院で適切な治療を受ける必要があります。

現在は未熟児医療が発達したので妊娠24~25週くらいで生まれた赤ちゃんでも助かるようになり、30週以降であれば後遺症を残さず助かる確率が高くなっています。

鵞口瘡(がこうそう)

口の中に白い斑点が出来る病気で、カンジダ菌による感染症です。

授乳の際に不潔にしていたり哺乳ビンの消毒が不十分な場合に感染する他、母親がカンジダ膣炎が出産時に完治していない時に産道で感染することがあります。

カンジダ菌そのものはごくありふれたカビの一種ですが体の抵抗力が弱っている時や口の中に傷などがある場合は発病しやすくなります。

治療は塗り薬が中心で1週間程度で治るとされています。

臍炎(さいえん)

へその緒がとれた後、その傷口に細菌が入って汗腺を起こしおヘソが赤くなりグジグジします。

放置すると、細菌が血管を通じて全身に回る恐れがありなかなか治らない場合は医師の診察を受けましょう。

治療は抗生物質が処方されます。

臍肉芽腫(さいにくげしゅ)

へその緒がとれた後、そこの皮膚に肉芽が増殖したものでへそがグジグジして赤色の小さな粒のようなものができます。

細菌の感染が引き起こすものですので治療には抗生物質を処方されたり硝酸銀で焼いたりします。

鼻涙管狭窄・閉塞

鼻涙管という涙を鼻の奥へ流す管が、生まれつき細かったり詰まってしまい涙の流れが悪い状態を言います。

目にいつまでも涙がたまっていることで気づきます。

マッサージなどで治る場合もありますが治らない場合は管を使って鼻涙管を広げる治療が行われる場合もあります。