前立腺肥大の高齢者

前立腺は、恥骨(骨盤を形成する骨のひとつで、下腹部に触れることができます)の裏側に位置し、栗の実のような形をしています。

前立腺は精液の一部を分泌する作用と膀胱の出口をしめる括約筋の働きをしています。

尿道の周囲にある内腺とその外側の外腺からできています。

前立腺肥大症は、老化にともない内腺が肥大して、尿道を圧迫する病気で、50歳代の後半より発症します。

症状の観察

  1. 頻尿・排尿困難:おしっこが近くなったり、おしっこがなかなか出ない、出終わるのに時間がかかる、
    残尿感があるなどの症状が有る。
  2. 尿が急に出にくくなる。便秘や薬の影響でも尿が出なくなることがありますが下腹部が張っている場合は膀胱内に尿が充満している可能性が有ります。少しずつ尿が漏れ出てくることを溢流性尿失禁といいいずれの場合も至急医師の診察を受ける必要があります。

前立腺肥大症の進行過程

Ⅰ期(刺激症状期)
尿意を感じることが多くなります。
Ⅱ期(残尿発生期)
尿意を感じても尿が出にくくなります。
Ⅰ回の排尿量が少なくなり、残尿量が生じます。
Ⅲ期(膀胱拡張期)
高度の排尿困難のため膀胱は拡張しますが
1回の排尿量は更に少なくなります。
末期には膀胱は収縮しなくなり尿失禁や腎不全になります。

介護

前立腺肥大症が軽度でも、風邪薬、便秘、尿意の我慢、アルコールの摂取でも尿が出にくくなります。

残尿が多くなると尿路感染症を起こしやすくなるので注意が必要です。

予防には尿の流れを良くすることを心がけるのが大切です。

症状や病期に応じて医師が薬剤を処方するので処方を守り服薬することが大切です。

薬の副作用として起立性低血圧が起こりやすくなるとされます。

尿が急に出なくなった場合は医療機関でカテーテルで尿を取り出す必要があるので至急医師の診察を受けましょう。

放置すると腎不全になる可能性もあるので注意が必要です。

その他

前立腺がん

前立腺肥大症に前立腺ガンが合併することがあるとされます。

前立腺ガンの初期には自覚症状が殆ど無いとされ、前立腺肥大症の症状が現れた時は、血液検査などスクリーニング検査が行われることが多いとされます。

前立腺がんは成長速度が遅く発ガンしてから臨床がんになるまで40年近くかかるとされます。

PSA検査

前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原PSAとよばれる腫瘍マーカーの採血です。

PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。

PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。

ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。

あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。

PSA検査は前立腺がんのスクリーニング検査としてはもっとも有用と考えられています。

自宅でできるPSA検査の紹介

男ガンリスク

【検査項目】
CEA(消化器がんを中心とした腫瘍マーカー)
PSA(前立腺がんを中心とした腫瘍マーカー)
AFP(肝臓がんを中心とした腫瘍マーカー)

【サービスの流れ】
(1)採取する。
(2)返送する。
(3)検査結果(eメールと郵送通知)

【セット内容】
・血しょう分離器、採血針、採血管、消毒綿、絆創膏、その他の付属品

免疫力 バナー