尿失禁する高齢者

尿失禁とは大別すると3種類に分かれますがいずれも自分の意志とは関係なく尿漏れが起きてしまう事を指します。

原因は様々で対策も尿失禁の種類ごとに変わります。

1:機能性尿失禁
膀胱、尿道、神経には異常は無いものの
痴呆、意識障害、日常生活障害などによるものとされます。
2:神経系の異状による尿失禁
脳神経系異常による切迫性尿失禁、糖尿病などによる溢流性尿失禁
反射性尿失禁、反射性尿失禁があります。
一般には、まとめて神経因性膀胱と呼ばれています。
3:膀胱・尿道の異常による尿失禁
腹圧性尿失禁と前立腺肥大症が原因の溢流性尿失禁があります。

症状の観察

腹圧性尿失禁
咳やくしゃみ、笑った時などに腹圧がかかり尿漏れを起こすタイプです。
高齢の女性に多いとされます。
切迫性尿失禁
尿意を感じてからトイレに行く間に尿がもれるタイプです。
脳神経系の異常や膀胱炎などで神経が過敏になっている場合が有ります。
溢流性尿失禁
何らかの原因で膀胱から尿が出なくなり、尿が漏れるタイプです。
前立腺肥大症が原因であることが多いとされます。
糖尿病による神経障害でも起こるとされます。
反射性尿失禁
脊椎の障害で尿意が無くなり垂れ流しになるタイプです。
機能性尿失禁
痴呆や日常生活動作障害により排尿が上手くできなくなるタイプです。

介護の方法

機能性尿失禁の場合

痴呆による尿失禁があるばあいは、尿意があるかどうかがわからないので察知した場合はトイレに誘導しましょう。

紙おむつや、尿パット、パンツ式おむつなどを使いましょう。

そして、トイレの設置場所やポータブルトイレなど環境の整備が大切となります。

尿失禁のケア方法

トイレから近い部屋にする事が難しい場合はポータブルトイレを設置するなどの環境の工夫が大切です。

夜間の失禁が多い場合は夕方から飲水量の調整が必要ですが脱水症にならないように注意が必要です。

下腹部や腰を冷やさないようにすることも大切です。

腹圧性尿失禁

女性の正常な身体では、おなかに強い力(腹圧)がかかった場合、

骨盤底筋という筋肉が膀胱と尿道を支えることで、尿道が締まり、尿が漏れるのを防いでいます。

腹圧性尿失禁(尿漏れ)は、この骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることによって、尿道をうまく締められなくなり、尿漏れを起こす病気です。

過活動膀胱による切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁の両方の症状がみられる方もいます。

骨盤の筋力訓練などで改善できるとされますが、効果的な薬や治療法もあるとされるので医師に相談すると良いでしょう。

膀胱炎が原因の切迫性尿失禁

膀胱炎により頻尿や残尿感が有ると尿失禁をしやすくなります。

日ごろから陰部を清潔に保ち、医師に相談して治療を受けましょう。

尿閉の可能性が有る場合

前立腺肥大症により尿が出なくなった場合は下腹部が膨らみます。

このような場合は医師の診察を受けましょう。

神経因性膀胱

神経系の異常により排尿コントロールができない時は主治医の先生と相談しましょう。

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