頭を抱える高齢者

意識障害

意識が無くなったり、混濁した状態を意識障害と言います。

意識障害には、軽いものから昏睡状態まで程度があり原因も様々です。

高齢者で多い原因として、動脈硬化、脱水症状を起こす、薬の副作用などで意識障害が出る場合があるとされます。

観察

意識障害が始まった時期を覚えておきましょう。

また、下記のように意識障害の程度を確認しましょう。

意識障害のレベル

軽度:刺激しなくても覚醒する。

  1. なんとなくおかしい。
  2. 時、人、場所がわからない。
  3. 名前、生年月日が言えない。

中程度:刺激すると覚醒する。

  1. 呼びかけると反応する。
  2. 大きな声や身体を揺さぶると目を開けたり手を握る。
  3. 痛みや刺激を加えて呼びかけを繰り返すと声を出したり手を握る。

重度:刺激しても覚醒しない。

  1. 痛みや刺激に対して払いのける動作をする。
  2. 痛みや刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめたりする。
  3. 痛みや刺激に全く反応しない。

呼吸は胸の動きを見ることで観察できます。

自動血圧計がある場合は測定します。

考えられる病気

脳卒中、脳腫瘍、糖尿病、肝不全、呼吸不全、不整脈、心不全、ショック、薬物中毒、感染症

応急手当

安全な場所で安静にして、衣服をゆるめ呼吸や脈拍を確認します。

呼吸が浅い時は肩の下に枕を入れたり、横向きに寝かせます。

血圧が下がっている時は、足を上げて嘔吐に備えて横向きに寝かせます。

糖尿病でインスリン注射や経口糖尿病薬を使用している場合は対応が二通りにわかれます。

糖尿病による意識障害には高血糖が原因の場合と低血糖が原因の場合があります。

簡易型の血糖測定器が無い時は、低血糖発作を考えて砂糖などをなめさせます。

意識がない時は唇と歯肉の間に砂糖をすり込みます。

意識が回復しない時は救急車を呼びましょう。

痙攣(けいれん)

痙攣とは意識障害を伴うか、自分の意志で止められない震えを指します。

全身性の痙攣と局所性の痙攣があります。

痙攣は緊急性の判断が必要で、前兆も無く意識障害と痙攣を起こした場合は重篤な脳障害が発生した可能性が高いので救急車を呼びましょう。

風邪や肺炎で高熱が出る場合は、熱性けいれんを起こす場合がありますが、こちらも医師の診察を受けるようにしましょう。

観察

下記のことを確認し、医師や救急隊員に報告すると良いでしょう。

  1. 痙攣が全身か局所性かを確認する。
  2. 意識が有るか無いかを確認する。
  3. 呼吸をしているかどうかを確認する。
  4. 皮膚や唇がチアノーゼを起こしていないかを確認する。
  5. 発熱があるかどうかを確認する。
  6. 何か薬を飲んでいるかを確認する。
  7. 糖尿病かどうかを確認する。

応急手当

1:意識が無い時は衣服をゆるめ回復体位にします。

嘔吐に備えて顔を横向きにします。

嘔吐が有る時は喉につまらないように注意が必要です。

2:重度な痙攣の場合はすぐに救急車を呼びましょう。

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