遺伝子DNA

発ガン物質の危険度

ガンの発生原因の大部分は化学物質が原因によるとされています。

人のガンの原因別割合によると、タバコと食品だけで全体の約3分の2を占めるとされています。

・食品に関係する発がん物質

食生活に関連のある発がん物質には様々な物があるとされています。

かび毒:アフラトキシン、ステリグマトチスチン、シトリニン、カビの生えたピーナッツ、カビの生えたトウモロコシ、カビの生えた大麦小麦、褐色米、緑色コーヒー豆、

発がん性ニトロソ化合物:体内での合成と外来性、亜硝酸塩+アミン、汚染ハム、汚染ベーコン、

焦げからの物質:トリプ-p-1、メチルIQ、グル-P-1、焦げた焼き鳥、焦げた魚等、

植物中の発がん物質:サイカシン、プタキロサイト、モノクロタリン、ソテツ、ワラビ、タヌキマメ

この中でも、注目されているのが発がん性のカビです。

ピーナッツやトウモロコシに発生するカビの一種が作り出すアフラトキシンという毒性物質は地球上で最も強い発がん性物質であるとされています。

また、毒性の強いものでニトロソ化合物があります。

ガンの原因としてのニトロソ化合物

  1. 生活環境の中にある。
  2. 人の胃の中で合成される。
  3. 胎盤を経て胎児に入り子供のガンの原因となる。
  4. 動物のガンは人と同じもの。
  5. この化合物は全ての動物に強い発がん性を示す。

注意が必要なのは、食品の食べ合わせによって胃の中で合成される点です。

ニトロソアミンは野菜や人の唾液中に含まれる亜硝酸塩と魚や肉に含まれるアミンが結合して生成されます。

ただ、ニトロソ化合物はビタミンCがあると、合成されにくいことがわかっています。

常に新鮮な野菜や果物をとるように心がけることが大切です。

また、食品の調理中にできる焦げの中にも発がん性物質が含まれているのです。

・発がん性の強弱

発がん性物質は人間の生活環境のいたるおところにあります。

カビ毒のアフラトキシンは、1日に体重1kgあたり1マイクログラムという微量の摂取でも発がん性があります。

しかし、サッカリンソーダは一日に体重1kgあたり10gと、大量に摂取しなければ発がん性が無いので日常の摂取量ではまず発ガンしないと考えられています。

以上のように発ガン性があっても、人体に対する危険度は違いがあります。

発がん物質の種類と特徴

<h3>発がんの促進物質と抑制物質

発がん性の無い物質でも体内に入ると発がん物質の働きを促進しガンの発生をすすめるものがあります。

このような物質を発がん促進物質と呼びます。

胃、腸、肝臓、膵臓、腎臓、膀胱などに関係する様々な発ガン促進物質が発見されています。

皮膚:クロトン油、フォルボールエステル、テレオシジン、アプリシアトキシン

肺:デヒドロエピアンドロステロン、グリセロール、カドミウム、高脂肪食

胃:食塩、胆汁酸

腸:高脂肪食、低線維食、コレステロール、コール酸、リトコール酸

乳腺:高脂肪食、プロラクチン、エストロゲン

甲状腺:フェノバルビタール、アミトロール、プロピルチオウラシル,ローズベンガル

肝臓:フェノバルビタール、コール酸、エストラジオール、オロチン酸

亜硝酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ウレタン、17-α-エチニル

膵臓:高脂肪食、高タンパク食

腎臓:β-シクロデキストリン、酢酸塩、葉酸、ニコチン酸アミド、ニトリロ三酢酸ナトリウム

膀胱:サッカリンソーダ、アスコルビン酸ソーダ、ウラシル、BHA,DL-トリプトファン

例えば、肝臓ガンでは催眠鎮静剤や抗てんかん薬として多く用いられるフェノバルビタールや胆汁に含まれるコール酸が促進要因として作用します。

また、膀胱がんでは各種のソーダ類が、胃ガンでは食塩が発ガン促進物質として作用します。

・発ガンの抑制物質

発ガンを抑制する物質も各臓器ごとに研究が進んでいるようです。

大腸:病変:腺腫瘍ポリポーシス

ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、カルシウム、ピロキシカム

子宮頸部:病変:異形成

レチノイン酸、葉酸

皮膚:病変:基底細胞がん

ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、レチノール

乳腺:病変:腺ガン

ヒドロキシフェニール、レチナミド

ビタミンCは発がん物質の体内合成を抑えるばかりでなくビタミンEなどとともに大腸ガンや皮膚がんの予防が期待されています。

・人に対して発ガン性のある物質

人に対して発がん性が確実なものはアフラトキシンなど50種発がん性が疑われているのは37種とされています。

また、人に対して発がん性があるかもしれないとされるものは159種とされています。

組み合わせによる発ガン

少量ではあっても組み合わせによっては、発がん性が強く出てくるのではないかと疑われる発ガン物質もあります。

最近は、発がん性のある焦げの中の物質を組み合わせると発がん性が強く出たという研究結果もあるようです。

従って、少しでも発がん性が明らかなものは避けたほうが良いでしょう。

食い合せによるがん予防

発がん抑制物質についても研究が進み食べ合わせによっては抑制作用が増強されるものが明らかになってきています。

つまり、ガンを遠ざける方法としては発がん物質と考えられる物や促進物質はなるべく摂らないようにしてバランスのとれた食事を心がけることが大切であることがわかります。