軟部腫瘍の種類には、皮下組織、筋肉、筋膜、腱、腱鞘、筋間部、神経などに生じる腫瘍で種類は10種類にも及ぶとされます。

良性腫瘍には、脂肪腫やガングリオンなどがあり悪性腫瘍は約50種類あり、中でも悪性なのが悪性線維組織球腫、脂肪肉腫、横紋筋肉腫などがあります。

良性腫瘍は、大きくなりますが転移はしないですが悪性腫瘍は発生した部位で大きくなり他の臓器にも転移すると言われています。

この他には、腫瘍に類似した特性を持つ軟部腫瘍類似疾患などがあります。

悪性軟部腫瘍

発生頻度は日本人で10万人中2人とされ、成人で悪性軟部腫瘍の中で発生率が高いのは悪性線維性組織球腫と脂肪肉腫であるとされます。

幼年期に多いのは、横紋筋肉腫であるとされます。

様々な部位に生じ、悪性腫瘍は大腿部、下腿部など下肢に多いとされ良性腫瘍は上肢に多いとされます。

症状

悪性軟部腫瘍では、腫瘤というシコリができ、小さいシコリがだんだんと大きくなり硬くなります。

発育の速いシコリから、発育の遅いシコリまで程度は様々とされ、硬いものが多く、痛みを伴う例は少ないとされます。

シコリが大きくなると神経を圧迫して痛むこともあるとされます。

皮膚表面に近い浅い部位にできたシコリは触れることができます。

大腿のような筋肉の厚い部位では深い場所に発生すると発見が遅れることもあるようです。

痛みを伴ったり、皮膚が熱を持ったり皮下静脈が拡張することもあるとされます。

検査

視診や触診で腫瘤が疑われる場合は、X線検査、ゼロラジオグラフィー、CR検査などで画像診断が行われ最終的には病理組織検査が行われるのが普通です。

その他、CT検査、MRI検査、血管造影検査などで詳細に調べられます。

癌の検査の種類

子供と看護師

治療

腫瘍組織を除去する手術が行われ、また、横紋筋肉腫などの転移する可能性が高い腫瘍には転移を防止するために化学療法が行われるとされます。

腫瘍組織が一部でも残ると再発する可能性があるため安全のため健常な組織部分も含めて切除されることが多いようです。

腫瘍が血管に近い場所にある場合は、抗癌剤による化学療法や放射線療法も併用されるようです。

また、手術が不可能な部位には放射線療法や化学療法が行われるとされます。