肝臓のキャラクターイラスト

肝臓がんは、日本では肺がん、胃がん、大腸がんに次いで多い病気で、最初から肝臓に発生する原発性肝臓がんと、他の臓器からの転移によって起こる転移性肝臓がんの2つに分けられます。

さらに原発性がんは、肝細胞から発生する肝細胞がんと、肝臓の中の胆管細胞が変異してできる胆管がんがありますが、ほとんどが肝細胞がんとされます。

転移性肝がんの場合、最初にがんが出来る原発臓器は胃や大腸などの消化器系が大部分を占めるとされます。

主な原因

肝細胞がんの原因は、B型肝炎ウィルスやアルコールなどが原因であるとされます。

日本人の場合は、多くが慢性肝炎、肝硬変のある肝臓に発生するとされます。

肝炎ウィルスに感染した患者の一部は慢性肝炎になり、進行すると肝硬変から肝細胞癌へと進行します。

このような危険な肝炎ウィルスは、B型肝炎ウィルスとC型肝炎ウィルスとされています。

B型肝炎ウィルスについての詳しい解説はコチラ

C型肝炎ウィルスについての詳しい解説はコチラ

例えばB型肝炎が慢性化し、肝硬変となり肝臓がんを発病したりアルコール性肝硬変から肝臓がんを発病するケースが数多く見られます。

このほか、米やピーナッツにつくカビの一種や喫煙、低栄養なども肝臓がんの危険因子といわれています。

また肝臓は血液が送り込まれる臓器という立場上、他の臓器からのがんの転移が起きやすく転移性肝臓がんの多くは、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、脾臓がんなどからの転移です。

主な症状

肝臓は、予備能力が大きいため、ガンがかなり大きくなるまで症状があらわれません。

症状が現れてから、発見された肝癌はかなり進行した状態が多いとされます。

ガンが大きくなるとお腹の外からシコリを感じるようになったり近くの臓器を圧迫するため、上腹部に圧迫感を感じたりします。

倦怠感や食欲不振など肝硬変と同じような症状が現れある程度進行すると、右上腹部や背中に軽い痛みが現れたり、軽い発熱や黄疸が生ずることもあります。

そのうち右上腹部に硬いかたまりに触れるようになりさらに進行すると癌性腹膜炎を起こし、血液が混じった腹水がたまることで腹部がふくれてきます。

がんがさらに大きくなると、強い痛みが起こり重篤な状態になります。

また、肝癌は肝硬変から進行しやすいので手のひらが赤くなる、胸にくも状血管腫ができるなど肝硬変の症状にも注意が必用です。

検査

肝がんの診断のための検査は、画像診断と血液検査に分かれます。

血液検査で採血した物質を測定することにより診断する検査です。

ガンが発生した時に分泌される特有の物質を腫瘍マーカーと呼びこの腫瘍マーカーを調べることでガンの種類を特定することが出来ます。

自宅でも手軽にガン検査を出来るセットもございます

治療法

肝臓がんは以前は早期診断が困難といわれましたが現在は超音波エコー診断で、小さい肝臓がんの発見も可能になりました。

治療法は内科的治療から手術までさまざまで最近は開腹せずにすむ治療法も成果を上げています。