医療手袋と医師

糞便たい肥が野菜に使用されなくなったことや衛生状態が改善されたことで戦後回虫は激減しました。

しかし、近年サラダなどの生野菜を食べる機会が増えたことや無農薬野菜の普及とあいまって再び猛威をふるい始めたことが注目されています。

回虫、こう虫は、十二指腸の下部から空腸、回腸にかけて好んで寄生して栄養分を吸収しながら繁殖します。

こう虫が腸の粘膜から直接血液を吸うために貧血を起こしきちんと食べているにもかかわらず身体は痩せていきます。

また、回虫が動き回るためお腹が不定期に痛み胆管内にもぐりこむと右上腹部に激痛が起こります。

回虫とは

多くの哺乳類の、主として小腸に寄生する動物で、線虫に属する寄生虫です。

回虫は、人の小腸に寄生し、腹痛や下痢をおこすだけでなく、胃や胆管に入ったり、腸を破って腹腔に入ったりして、種々の障害を引き起こします。

蟯(ぎょう)虫は、盲腸に寄生して、肛門のかゆみによる不眠症や精神的不安定、子供の場合には学力低下などを起こします。

鉤(こう)虫(十二指腸虫)は、小腸に寄生して、貧血などの症状を引き起こします。

環形動物のミミズに似た体型であり、線形動物であり、環形動物とは全く異なるので体節も環帯もなく、視細胞などの感覚器も失われており、体の先端に口と肛門があるだけで、体幹を腸が貫通しています。

生殖器は発達し、虫体の大部分を占め、成熟した雌は1日10万個から25万個もの卵を産みます。

回虫による障害は、摂取した栄養分を奪われる毒素を分泌して体調を悪化させ、他の器官・組織に侵入し、鋭い頭で穿孔や破壊を起こす等があります。

また、毒素により腹痛・頭痛・めまい・失神・嘔吐・けいれんといった症状が出るとされています。