聴診器

血液中に含まれる糖質の値が標準よりも高く血糖値を下げるインスリンの分泌の減少や作用の不足で起こる病気が糖尿病です。

インスリンが欠乏している、インスリン依存型糖尿病とインスリンの効果が落ちている状態のインスリン非依存型糖尿病があります。

つまり、糖尿病とは血糖値が高くなる病気で、上手くブドウ糖を取り入れられない病気です。

糖尿病になると、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり血液の中にあふれます。

インスリンがすい臓から分泌されない、またはその量が不足している、分泌されているのに十分に作用しないなど様々な原因で慢性的に高血糖になるのが糖尿病です。

生活習慣病と糖尿病の血液検査

インスリン依存型糖尿病

原因

インスリン依存型は、主に小児時期に発症するため若年性糖尿病と言われています。

この糖尿病にはインスリン製剤の使用による治療がなされます。

この病気は、外からの異物と事故を形作っている体の一部の区別がつかないため自分の体の一部を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。

膵臓にあるランゲルハンス島抗体がウィルスや細菌ではなく自己の体を攻撃しています。

この体質は遺伝によるものと考えられていますが全ての人がインスリン依存型糖尿病になる訳ではありません。

ウィルスの感染、化学物質の影響などが引き金になって自己免疫が起こります。

症状

高血糖のために血液の浸透圧が上昇しのどが渇くために飲料をとるために多尿になります。

ブドウ糖がエネルギーとして利用されないために、体内タンパク質や脂肪が使われるためタンパク質や脂肪の分解が進行し、体重が減りやすくなります。

治療

治療はインスリン療法で、インスリンを注射で補うのが一般的で年齢や生活習慣に合わせて1日に2~4回皮下に打ちます。

また病気のときにはインスリンの効きが悪くなるため血糖値に合わせた注射を打つことが大切になります。

インスリン非依存型糖尿病

原因

大人に見られる糖尿病はほとんどがインスリン非依存型糖尿病です。

単に糖尿病と言った場合はこの型の糖尿病を指します。

この糖尿病は、インスリンの効き目が落ちている状態で完全に欠乏しているわけではありません。

食事をして血糖が上昇しているはずなのに、インスリンが分泌されないので、インスリン作用に抵抗していることが細胞内で起こっているなど原因はさまざまな事が考えられます。

このインスリン非依存型糖尿病は、ほとんどが大人の病気とされていましたが近年hが子供にも見られています。

たいていはカロリー過剰摂取と運動不足による肥満から発病しています。

症状

腎臓で尿が作られる時、糸球体を通過して尿細管に漏れていきますがほとんどが全部再吸収されます。

しかし、尿が多すぎると再吸収の力が及ばず、尿の中にブドウ糖が入ってしまいます。

糖尿病は軽いうちはほとんど自覚はみられません。

尿が多く出る、水分を多く飲みたくなる、だるい、やせてくるなどの症状が出ます。

また、インスリン依存型糖尿病のように、ブドウ糖からエネルギーがとれなくなるので

タンパク質、脂肪からエネルギーをとり、ケトン体が血中に溜まり血液が酸性になって強いだるさ、脱力感、吐き気などの症状が出てきます。

病気がさらに進むと意識が無くなり死亡する場合もあります。

治療

年齢、性別、標準体重、体格などから適正なエネルギー量と栄養配分を決めた食事療法が基本となります。

少なすぎる食事は栄養失調をきたしますのでバランスの良い食事をとることが大切です。

運動は糖代謝や脂肪代謝を改善し、肥満の防止に役立つことから食事療法とともに糖尿病の治療には大切です。

肥満であると、インスリン感受性が低下してインスリンの効きにくい状態に陥ってしまいますが運動することによりこれが改善されます。

食事療法と運動療法を実行して標準体重の10%増くらいに落とし効果が見えてきたら薬事療法を行うのが一般的です。