健康によい野菜

必須ミネラルと呼ばれるミネラル以外にも人体に有益なミネラルがあり微量ミネラルに分類されています。

モリブリテン、ヨウ素、クロム、コバルト、バナジウム、ニッケルなど生命活動に必用とされるミネラルがあります。

どれも体内に存在する量は僅かであるため過剰摂取も不足も良くありません。

他のミネラルとのバランスが大切で、バランスが崩れると代謝などに影響が出て健康に異常をきたします。

特に毒性が強いものもあるので過剰摂取に気をつける必用があります。

モリブリテン

体内に存在する有毒な物質を分解する働きのあるキサンチン酸化酵素や亜硫酸酸化酵素、アルデヒド酸化酵素などの酵素の構成成分の一つです。

1日の推定必要量は、男性20μg、女性が15μgで上限量は、男性が300μgで女性が240μgとされています。

通常の生活をしていれば不足の心配はありませんが過剰摂取があると銅の排出が促されるので注意が必用です。

多く含む食品

枝豆 玄米 グリンピース

ヨウ素

ヨウ素は代謝を促す働きのある甲状腺ホルモンの構成要素です。

不足すると、脱毛、肌荒れ、成長不良、妊娠時の場合流産や死産が起こります。

欠乏症では、甲状腺腫が知られていますが過剰摂取でも発症し日本人の場合は過剰摂取による甲状腺腫が多いとされます。

1日の推定必要量は、男女ともに95μgで上限量は3000μgとされます。

多く含む食品

昆布 わかめ ひじき

バナジウム

人体には約200μgのバナジウムがあるとされています。

摂取されたバナジウムがどのように代謝されるかは解明されていません。

欠乏症になると成長の遅延、血中コレステロールの低下があるとされます。

最近では糖尿病への有効性が期待され研究が進められています。

多く含む食品

タイム あさり いわし

クロム

クロムには血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込む成分であるインシュリンを活性化させる働きがあるとされます。

クロムが不足すると糖代謝に以上をきたし血糖値が下がりにくく、糖尿病、動脈硬化、成長障害の原因となります。

1日の平均必要量は、男性35μg、女性25μgで上限量は設定されていません。

多く含む食品

ひじき あなご 牛肉

ニッケル

遺伝子の構造を保つ他、核酸やタンパク質の代謝に貢献します。

亜鉛や銅と同じように細胞分裂を促進します。

他には鉄の吸収促進や各種酵素の活性化など体内での役割があります。

人間の欠乏症はあまり無いとされ、1日の必要量は、男女ともに100μgとされています。

多く含む食品

きび ココナッツ さんしょう

コバルト

コバルトは体内では単体としてではなくビタミンB12の構成成分として体内に存在しています。

B12が赤色なのは、コバルトが含まれているからです。

B12は赤血球の核酸の生成に役立ち、不足すると巨赤芽球性貧血や消化不良が起こるとされています。

コバルトを含む含む食品の情報は少ないのでビタミンB12を多く含む食品を摂取すると良いでしょう。

B12は、魚貝類やレバーに多く含まれます。

多く含む食品

うなぎ はまぐり 干しわらび

有害

有害なミネラル

ミネラルは人間に必用な栄養素ですが中には人体に深刻な悪影響を及ぼすものもあります。

とはいえ通常の食生活を行なっていれば食物から中毒になる可能性は無いとされます。

致死量を食物から摂取するには膨大な量を食べなければならず代謝により体外へ排出されるので含有量の高い食べ物を食べても中毒を起こす可能性は低いとされています。

また、体内に多量の金属が入ると金属と体内のタンパク質が結合して金属の毒性を抑えるメタロチオネインという物質になり体外へ排出されるという防御機能が人体には備わっています。

ヒ素

内臓や肝機能に障害が起きます。

水銀

有機水銀の中毒症として神経障害をもたらします。

カドミウム

慢性食中毒の場合、腎臓に悪影響を及ぼします。

スズ

缶飲料などによる急性中毒で吐き気などが起こるとされます。

臓器に影響を与え、造血障害などが起こるとされています。