ライ麦畑

細菌やウィルス以外にも食中毒の原因は有り残留農薬、添加物、油脂の変質、自然毒があります。

農薬や添加物

農薬や添加物は大量摂取しない限り中毒症状は引き起こしません。

残留農薬や無認可の添加物などが原因と考えられますが一番多いのが、誤って食品に混入したり故意に食品に混入させ混入した食材を食べてしまった時に発生します。

大量摂取しななければ中毒症状が出ないといえど症状が出るまでに長い期間がかかり発覚が遅れるケースもあります。

また、症状は嘔吐や腹痛といった症状よりも神経障害やアレルギー症状など長期間の後遺症が出る可能性があります。

農薬を継続的に摂取すると発ガンの可能性もあります。

油脂の酸化

油は植物油を指し、脂は動物脂を指しますがいずれも油脂は酸化して劣化します。

劣化した油脂は過酸化油脂と呼ばれ、食中毒の原因となります。

細菌性の食中毒との相違点は、劣化油脂による食中毒は飲食後すぐに症状が出て嘔吐することです。

老人や子供など抵抗力の弱い人がなりやすいとされます。

油脂を劣化させる原因として、長時間の連続加熱日光の照射、金属との接触、水分の多い食材の多用などがあります。

酸化の進行を遅らせるには、使用後は不純物を除去して空気との接触を避ける事です。

自然毒

自然界の植物や動物には毒を含むものがあり、フグ毒やキノコ毒が食事による食中毒で多いケースです。

フグ毒による事故では致死率が5.7%と言われており、他の食中毒よりも圧倒的に致死率が高いのが特徴です。

フグの毒に対しては、解毒剤や血清が未だに開発されておらず、神経毒であるテトロドトキシンが尿とともに排出しきって呼吸困難が収まるまで人工呼吸器を繋げることが唯一の治療法となります。

強心剤、利尿剤の投与が主な対症療法です。

1996年から2005年の10年間に全国でフグによる食中毒は315件発生しており、31名が死亡していますがその多くが資格を持たない一般人がフグを調理した結果起きています。

キノコは菌類であり、分類学上はカビに近い仲間で、その本体はカビのような菌糸というものです。

キノコとは胞子をつくるための器官で、ある時期に肉眼で見えるようになったものなのです。

キノコの鑑定は容易ではなく、採取歴が長い方でも食中毒を起こすことがあります。

キノコは、秋に多く発生しますので、採集して食べる人も増え、食中毒も、9月、10月に多く発生しており、約9割がこの時期に集中しています。

キノコ食中毒の原因をキノコ種類別にみると、ツキヨタケ29%、クサウラベニタケ14%、テングタケ属6%であり、

この3種類の毒キノコで全体の約5割を占めています。