おならを気にする女性

おならとは、医学的には放屁と呼ばれ腸内のガスが肛門から排出される現象を指します。

1日の放屁量は平均すると成人で約2000mlで成分は窒素、酸素、二酸化炭素、メタン、アンモニア、硫化水素などから成っています。

この回数や臭いは健康状態を反映するので注意をしなければなりません。

出るのは、健康の証、とも言われますが場合によっては、出なければいけない時もあります。

例えば、盲腸の手術の後は、おならが出ればよい傾向、とよく言われます。

これは、虫垂の切除手術の影響で停止していた腸のぜんどう運動が再度うまく機能するようになったからなのです。

手術の後、医師や看護婦からおならが出たか聞かれるのもそのためなのです。

勢いのいい明朗な音は直腸や肛門にガスを押し出す力があり健康な証とされ音無しの弱いおならは直腸や肛門機能が低下しているとされています。

キツイ臭いは腸内に悪臭の元になる腐敗ガスが発生していることが考えられ、腸内環境の悪化や老化からくるものであるとされています。

また、腸内に溜まったガスは、放屁として出る以外はほとんどが腸血管壁から吸収され体内を巡り、肝臓や腎臓で処理されて口や皮膚から、また尿とともに体外に排出されます。

良いおならとは

放屁はお腹の中の腐敗ガスを排出する役目があるので、良い出し方を心がけることです。

背筋を伸ばし、呼気が十分できる腹式呼吸を心がけるのがポイントです。

姿勢が悪いと、肺からのガス交換が悪くなるため、血液中の二酸化炭素分圧が上がり、腸内に必要以上のガスがたまりやすくなります。

また、腸内ガスは排便時に一緒に排出されるので、排便時には、腸内のガスも一緒に出来るだけ多く排出してしまうことも大切です。

そのためには、排便時、左下腹部あたり、腸を揉むようにマッサージするとよいでしょう。

ガスをお腹からしぼり出すような感じです。

朝、朝食後に排便を行うのが理想ですが、そのためには、夜、寝る前に布団の上でゴロゴロ回転するなどして、腸に刺激を与えると効果があるようです。

良いオナラを出すためには腸の善玉菌を増やすことと食物繊維を多く摂るのが効果があります。

善玉菌には他にも肝機能向上や便秘解消、血行促進、体臭防止など、様々な効用があるのです。

何故おならとウンチを区別して出せるのか

うんちをする時におならが出てしまうことがよくあります。

しかし、逆におならを出そうとしてうんちが出てしまうことはよほどの下痢でもない限りありません。

おならとウンチ、同じ腸管の中から出てくるのに何故?区別されて出てくるのでしょうか。

腸管内には、固形物のうんちだけをためている場所とガスであるオナラを多く含んでいる場所が混在しています。

弛緩と収縮を繰り返す腸のぜん動運動により上から下へ押し出されていきます。

腸管に押し出されたうんちが行き着く場所は直腸から数センチ上にある直腸膨大部という場所で肛門括約筋が開くと便として排出されます。

一方、おならは、直腸膨大部にうんちがたまっていなくても腸管内にガスがたまるとガスは腸管とうんちの間をすり抜けて直腸膨大部を圧迫してその圧力によりおならとして排出されます。

ウンチとおならでは肛門括約筋の緩み方が少し違うとされています。

うんちは、大きな固形物を出すためにゆっくり開くがオナラは気体であるために瞬間的に緩み排出されます。

この緩め方の判断は自律的な神経により調節され機能しており、そのため固形か気体かの区別がされているのです。

おなら解消