胆汁や膵液などの強力な消火液が分泌されて本格的な消化が始まる

十二指腸の消化の仕組み

指15本分の長さの十二指腸

十二指腸は胃に続く小腸の始まりの部分です。

丸くふくらんだ部分と内壁に輪状のヒダを持つ管部からなります。

形は、蹄鉄状で長さが約25cmあり、指12本分であることからこの名がつきました。

管部には、大小2つの乳頭があり、その孔から胆汁や膵液といった消火液が分泌され

本格的消化がおこなわれます。

胆汁は、肝臓でつくられ、胆のうに蓄えられている消火液で

脂肪の分解に役立ち、膵臓で作られる膵液は、タンパク質、炭水化物、脂肪を分解します。

球部や乳頭の周りには十二指腸腺があり、消化の上で重要な役割をになっています。

胆汁と膵液のはたらき

強力な消火液が栄養素を分解する

胃から送られてきた食物には酸性が残っており

その刺激で十二指腸からパンクレオザイミンというホルモンが分泌されます。

このホルモンは、胆嚢と膵臓に働きかけ、胆汁と膵液といった消火液を

十二指腸の乳頭から排出させます。

膵液には、タンパク質を分解する

トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、

炭水化物、を分解するリパーゼなどが含まれています。

また、胆汁には消化酵素は含まれていませんが

脂肪を乳化する力があり、膵液のリパーゼとともに脂肪を分解します。

十二指腸潰瘍

主な原因

胃液に含まれる強い塩酸によって、

十二指腸にできる潰瘍を十二指腸潰瘍と言います。

胃液のバランスを崩す原因としては、ストレスや体質の遺伝

刺激の強い食物の摂りすぎなどがあげられます。

主な症状

最も多い自覚症状はみぞおちの痛みで

単なる圧迫感から焼けるような痛みまで様々です。

一般に潰瘍の大きさと痛みの強弱は無関係ですが

非常に深い場所に潰瘍が出来ている場合は

激痛が背中まで及ぶこともあるそうです。

十二指腸の病気 一覧