人体 内臓 体

食べ物は口や胃で解体され小腸で細かく分解されて体内に吸収される。

消化の仕組み

口から肛門までの1本の道筋

口から食堂、胃、腸を経て肛門にいたるおよそ10mの1本の道筋を総称して消化管といいます。

消化管の役割は、消化と吸収によって食べ物に含まれる栄養分や水分を身体に取り込むことです。

人体は、水分、塩分、ビタミンなどは直接血液の中に取り入れることができます。

しかし、食べ物の大部分は炭水化物やタンパク質、脂肪であり、これらは、複雑な構造をした大きな分子からできているためそのままの状態では血液中に取り込むことが出来ません。

そこで、これらの栄養分は体内で細かく分解する必要が出てきます。

食物の流れ

消化は、口に入れた食物が歯によって噛み砕かれ、唾液と混ぜ合わされることからはじまります。

その後、食べ物は食道を通って胃に入り、胃で強酸性の消火液と胃の筋肉の収縮運動によりどろどろの状態になって十二指腸に送られて胆汁や膵液(すいえき)と混ざり小腸へ送られます。

小腸では、食べ物に含まれている栄養素と水分の約80%が吸収されます。

吸収された栄養素は、腸の血管から肝臓に運ばれて科学的に処理された後身体の各部分に送られます。

栄養素を吸収された繊維質や水分などは大腸へ送られて残りかすは水分を吸収され固形物(便)となって肛門から排出されます。

消化吸収の所要時間

食べ物が飲食から便として排出される時間は約24時間~72時間

  • 食道の通過時間:個体は1分前後 液体は5秒前後
  • 胃の消化時間:個体は4時間 液体は5分程度
  • 小腸の消化吸収時間:8時間前後
  • 大腸の通過時間:10時間前後


口から入った食べ物は1分前後で食道を通過して胃に入ります。

食べ物は、胃の中で4時間程度とどまり、どろどろの状態で小腸へ送られます。

小腸では、十二指腸に入り、様々な酵素・胆汁・膵液が分泌されて一気に消化が進みます。

小腸で栄養分や水分の一部を吸収され食べ物の残りカスは大腸へ送られて大便として排出されるのは食後24時間~72時間後と言われています。

食物の通過時間は消化部位が短く吸収部位が長くなります。

食物を飲み込むしくみ

食道から胃に通じる噴門が食物の逆流を防ぐ

飲み込む動作の反射運動

食物は舌が上に上がると同時に、舌に押し込まれるように咽頭(喉の上部)に送られます。

この時、咽頭では軟口蓋が持ち上がり鼻の入り口が閉じられて、食物が鼻へ逆流するのを防ぎます。

食物はのどを奥へと進み、喉頭蓋の上に乗るような形になります。

喉頭蓋は、気管の入り口を閉じる蓋(ふた)の役割を果たしており食物は気管に流れることなく食道へと送り込まれます。

しかし、あわてて食物を飲み込むと、連携がうまくいかずに食物が気管へ入ってしまうことがあります。

このようなときは侵入物を外へ追い出そうと反射的にせきが出ます。

食物が胃に送り込まれるしくみ

噴門の括約筋が開いて食物を胃に送る

食道から胃に通じる部分を噴門といいます。

ここには、括約筋があり、普段は閉ざされています。

これは、胃に入った食べ物を食道へと逆流させないためです。

食物が食道を通り噴門の手前までくると噴門が自動的に開き胃に受け入れられるしくみになっています。

脂っぽい料理を食べたり、暴飲暴食をした時に胸やけを感じるのは、胃が消化不良を起こし噴門の括約筋が緩むためです。

噴門が緩めば、胃の内容物が胃液とともに食道へ逆流します。

胃液には塩酸が含まれておりこれが食道の表面を刺激して胸やけを起こすわけです。